Wake Up !

一人のヒーラーさんとの出会いから、私の世界が変わっていきました。

ベニスの愛

2013-09-09 23:51:25 | 日々のつぶやき

昨日から、ずっと私の頭の中から「ベニスの愛」のメロディが駆け巡り離れない。

you tubeに「ラストタンゴインパリ」の全曲が入ったサウンドトラックが載せてありそれを聞きいた後、見ていると、「ベニスの愛」があったが、残念ポールモーリアのもので、ちょっと華麗すぎて好きではない。原題の「Anonimo  Veneziano」で探すと、オリジナルや数人の女性が歌っている物もあり、思った以上に出てきた。改めて聞くと、あの頃の流行のメロディで懐かしい。

イタリアでは人気があったみたいで映画そのものも字幕なしのイタリア語オリジナルが出てきた。

大体のストーリーは知っていたので雰囲気を楽しんだ。しかし、会話だけで成立しているような映画なので、表情を読み取るだけで物足りない。そして言い争いになるとイタリア語の語調の荒さが耳に付き辛い。何処かBSでいいから放送してくれないかと思う。

この映画は雑誌のスクリーンで目にしていて、癖のある俳優二人だったので見たかったのに私の町には来なかった。

ほとんど主人公二人のアップと冬のべニスの観光客の行かないような普通の通りや木枯らしの吹く運河沿いの細い道を歩き現在の暗く重い空の風景に 出逢った若い頃のシーンとを交差して見せていたが、(ちょっと無理がある)同じ旋律でアレンジを変えていた。メロドラマを演じるにはあくの強いトニー・ムサンテと個性的なフロリンダ・ボルガン。

トニー・ムサンテと言えば、怖い「ある戦慄」の無法者とか変質者のイメージが強かったが、もみ上げを除けると以外にも普通にチャーミングで、眠そうな目をした細川俊之をちょっと崩したように見えた。ブラジル生まれのフロリンダ・ボルガンは野生的で甘さがない。

さすがに大写しで顔は出なかったが、若い頃のはしゃいで駆け回っているシーンは無理があり頂けない。

男性が病で余命いくばくも無い、ただ、まだ二人が互いに想いを通じ合っている事を確認しながら別れて行くというような内容だったので、個性的な二人の方が、美男美女を出すよりも味があり、深みがあったが、演技力だろうか?話し自体はこれと言って目新しさはなく古典的なメロドラマだった。しかし、ほとんどセット無しの野外の撮影で1日の出来事だったので衣装代も掛からず、ベニスの風景を撮るだけなので低予算で出来たのでは?と思ってしまった。もう純粋に映画が見れない…。

音楽は「ある愛の歌」とよく似ていて裁判になったそうだが、こちらの方が先に出来ていて勝訴したそうだが、こちらの方がずっと良いと思う。ちなみに「ある愛の歌」も見てい無い。

そちらの方は全く見る気がしなかった。フランシス・レイの音楽もキンキンして嫌いで、こちらはテーマ音楽の他、主人公が最後に演奏するオーボエ協奏曲も悲壮感が現れていた。

このお二人も、1970年の映画なので結構なお年であろうと思うが、フランス映画も来ないが、イタリア映画も来ない。最後にイタリア映画を見たのは「ニューシネマパラダイス」だった。

コメント
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