相変わらず眠い。土日はほとんど寝ていた。
先月の12,13日の土日にノワタリさんがやって来た。来る事が決まった頃は、「なぜ、行くのだろう?」と言ってらしたが、「私の再出発の為、先祖にご挨拶を」と言われた。
何故かしら、私も7月頃からやりかけた事とか整理する事とか、9月中にと思っていた。
せっかくノワタリさんがいらっしゃるのだからと、県の神社庁のホームページを調べると、この辺には珍しく天之御中主神と国之常立神がご祭神である神社があった。国之常立神が祀られている神社の名は大本神社と言う。平安時代からある神社だが大本教と同じ名前で同じご祭神である事が気に掛かる。
私の住んでいる町の神社の事も調べたら、残念ながら登録は無いとの表示...県下でここだけが無い。道理で町の寂れ方が甚だしい。
当日、朝一番ので来られたが、県都にいる従姉妹の家の裏の池のお清めをしたり、そこにある無縁さんなどのことをしているうちに予定が大幅に遅れた。
しかし、ノワタリさんが歌われだすと、風も無いのに池の真ん中から水紋が広がってきた。龍神様が現れたという。
午後からはになり、母方のお墓に着いたときはもう、夕方で薄暗くなっていた。家による時間も無かったので私達二人だったが、母を誘えばとても喜んだと思う。母方の墓は、2年前に九州に歴代を移しているのでそれ以前の墓しか無い。それも歴代を作るとき、墓地を隠居所の裏手に作ったので、ノワタリさんの所に度々出てくる4代前の先祖のおちょうさんの墓は無いかもしれないとは母は言っていた。
雨の中薄暗くなっていたが、私達は20個くらいある古い墓にお線香をあげ、酒、水、塩を撒き、お清めしながら、般若心経や光明真言を唱えていたら、1番前の入り口近くに「チヨウ」と彫ってあるおちょうさんの夫婦墓を見つけた。「あった、あった」と喜んでお参りしたが、半ば御霊抜きしてあるだろうと諦めていたが、御霊も抜けてはいなかった。ご先祖が大変喜んで、「今夜は酒盛りだ。」と言われたので、又車から酒を持ってきて墓石に掛け、水、塩もまた撒き、墓地は真っ白になった。不思議なことに雨はやんだので、また、お線香もあげなおた。辺りはほの暗いのに墓石に光が差しはっきりと戒名が見えた。今夜は宴会らしい。私達もうれしくなり、しばらくそこに佇んでいた。
その夜、家に着いても、相談者などが来て、ノワタリさんは忙しかった。母に墓の事を伝えると、喜んで又お参りにいけると言っていた。
翌朝、一番にうちの墓にお参りしたが、ノワタリさんの力で2年前に頑として元墓から動かなかった先祖の御霊抜きをして頂きやっと一つになったうちのご先祖は対照的に泣いて喜んだ。
うちは、一族郎党、あの世の方までノワタリさんに大変お世話になっている。過去世にどういうご縁があったのだろうかそう言うと、「三千世界の立て直しだから」と笑って言われた。