英語を使い過ぎ(その 30)

2016-04-02 15:31:33 | 語学学習
 さっきテレビを見ていたら、「昭和レトロなお店」という表現が耳に入ってきた。僕は、「ああ、またか......」と思ってしまった。何年か前から、「レトロな雰囲気のお店」とか「レトロな通り」とか、「レトロ」という言葉が、テレビを見ているとよく耳に入ってくるようになった。僕には、耳ざわりでしょうがない......!!

 テレビの映像と前後関係から、この「レトロ」という言葉は、英語の
「retrospective」という単語から来ているんだろうと推測される。意味が「回顧の、懐古の、懐旧の」だからだ。簡単に言うと「懐かしい」ということだ。だったら、日本語で「懐かしい雰囲気のお店」とか「昭和が懐かしい雰囲気の通り」とか言えばいいんじゃないの?
しかも、「retrospective」でひとつの英単語なんだから、それを勝手に縮めて使っているというのは、意味のないことだと思うんですよ。全く、いかがなものか??と言わざるを得ないですね。

 そこまでして英語をあえて使う必要があるんだろうか?僕には疑問でしょうがないですね。どうしても英単語を使いたいのなら、せめて勝手に縮めないでほしいですね。縮めないと長くて面倒くさいのなら、ちゃんとした日本語がある限り日本語を使いましょうよ!

 まあ、とにかく、やっぱり今の日本は、英語、フランス語などを不必要に使い過ぎているのではないかなあ?しかも、正しく使っていることが極めて少ないので、残念でしょうがないですね......。英語やフランス語をちゃんと覚えたい人は、気をつけて下さいね。

 では、今日はこの辺で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする