英語を使い過ぎ(その 11)

2015-05-23 15:07:43 | 語学学習
 最近テレビを見ていると、よく「ここのレストランはリーゾナブルです」といった表現を耳にするんですが、僕の耳には「値段が安い」というふうにしか聞こえないんです。

 「reasonable」という英単語は本来「理にかなった、妥当な」という意味ですから、値段について言う時も「値段が妥当だ、とか、払う金額の価値がある」といった意味なんです。日本ではなんだか「ただ単に値段が安い、とか、お得感がある」といった意味で使われているような気がしてならないのです。こうした英語の使い過ぎは、いかがなものかと感じますね、英語を教えている側からすると。

 例えば、レストランで一万円払っても、その内容や味に満足して一万円の値があると思えば、それが「reasonable」だということです。

 ついでに、値段が安いという意味の英単語は「cheap」です。あと、いい買い物、とか、掘り出し物的な意味の英語表現は「a good buy」ですね。

 とにかく、いつも言っていることですが、英語を正しく使いましょう!!ということですね。

それでは、きょうはこの辺で。