考えごとの家日記。

一人暮らしのつもりの考えごとの家が8年経って一気に三人暮らしに?そして今や4人暮らし!?

病室空間

2006-05-01 21:51:17 | 建築
入院16日目(産後6日目)です。私の体も手術後から比べたらずいぶん回復し、ようやく廊下に出て、壁をつたいながら歩けるようになりました。この何日かで病人のいろんな段階を体験し、病室の空間について考えさせられました。

完全寝たきり>軽い寝たきり>車いす>つたい歩き程度>・・・

完全寝たきりの場合は、ベッドからの視点のみが空間体験になるので、照明計画が重要だなと思いました。例えば、蛍光灯でなく白熱灯であるとか。直接照明でなく、間接照明であるとか。下からみた照明の計画に気を配りたい。(とにかく手術後はまぶしいのがしんどくて、暗くし、白熱灯の光にしてもらっていた)

軽い寝たきりの(ベッドには座れるがそこから動けない)場合は、ベッドまわりの手の届く範囲をどう設計するか。。頭と上半身が動くとかえって狭い範囲でいろんなことがしたくなるので、物が置きやすくなっていたり、食べることが自分でできるよう可動家具がしつらえてあったり、その他、家具・備品・スイッチ関係の位置をどうするか。

車いす状態の場合は、とにかく近い距離で体の負担になる上下動を少なく移動できること。ここは普通の一人掛けソファにキャスターをつけていて、これがまさか車いす代わりになるとは。。ベッドの高さと同じ高さの椅子なので、体の移動も楽だし、洗面台やテーブルの高さもすべてこれで使える高さにあわせていました。またトイレが病室内のベッドに近い位置にあるので、これも移動が助かりました。一歩歩くのさえ辛い時は本当に小さな距離でも体への負担が大きく違うのだと思いました。

そして、つたい歩きができる程度の場合は、やはり体を支えられる壁や手すりの存在。あたりまえに思っていましたが、痛いほどよくわかりました。

この産院は最初にも書きましたが、ホテル?のようなしつらえですが、それでもいろんな症状の人に対応できるデザインがされていることに改めて気づかされました。写真はベッドからの目線です。生活感にあふれていてすいません。

また付き添いの人もソファベッドでゆっくり寝られるし、トイレ・洗面台・冷蔵庫・インターネット設備等のおかげで旦那さんまですっかり居心地良くなって仕事までしてたりして。。というか、息子がかわいくて家に帰られなくなる始末。。子供の威力ってすごいですね~。

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2 コメント

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おめでとう!! (shinkokko)
2006-05-01 23:17:20
今日、久しぶりにblogをみてびっくり!

長男誕生おめでとう!いや~よかったよかった。

よくがんばりました(多分パパの方も)

産後、お乳もちゃんとでていて順調、ばっちりじゃないですか。

帝王切開は大変だったけど、元気に生まれてくれたことがなによりです。母は少しがまん!

たくさんの人に祝福されたあかちゃん。

本当に幸せなことですね。

取り急ぎお祝いまで。
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ありがとー (クマクマ)
2006-05-02 07:52:29
shinkokkoにはいろいろ教えてもらったり、いただいたり、本当にお世話になりました。その後、ichatAV生活は順調ですか~?やっぱり自分の子はかわいいですね~。たまらん。。
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