考えごとの家日記。

一人暮らしのつもりの考えごとの家が8年経って一気に三人暮らしに?そして今や4人暮らし!?

鳥の劇場に小さなギャラリー

2012-10-07 05:59:59 | 建築

九月中頃、鳥の演劇祭の中、鳥の劇場に小さなギャラリーがオープンしました。
春に依頼相談があり、旦那さんとあれこれ考えたり、その後ゼミ学生も加えて、現地調査や、検討模型の製作など行い、既存倉庫を改修することに。
はじめはこの中庭に新築という案もありましたが、中庭が死んでしまうこと、少ない予算をやり繰りするには、新築は厳しいことなど考慮すると、中庭に面して使ってない倉庫があり、これを改修するのが良さそうだとなりました。

内部が少し狭すぎるので、奥の壁をさらに奥にずらし、10平米ほどの空間にしました。天井は、屋根なりでナナメなものの高さはあり、大きめの作品も入りそう。入口の開口もあり、建具はなかったが、この入口を使う事に。
後は、出入口周りに、雨の吹き込み防止と、傘をさすスペースの確保に囲いをつくることに。アイキャッチとして、扉と共に機能すればとも。
囲いは、同じ中庭の問い面にある休憩スペースの小屋とも同じような仕上げとし、中庭空間の一体感も意識しました。
内部は、壁と床は、板張りで新設し、壁天井とも、白ペンキで無機質に見えつつも、荒材なので、チープなかわいさも狙いました。

扉は、セキュリティ上も、内部が見える開口があった方がいいだろうということで、小窓付き。また既存開口の幅的に、均等割では一枚が狭めだったので、主扉を大きめとし、副扉は狭めで、窓位置も下げてバランスをとることに。内部は真っ白だが、外部はサイン的要素も込めて、蛍光赤にしました。向かいの廊下を通る人からも、確実に目に入ります。
早速、作品も二点入り、お披露目されてました。

作品は、ぜひ、この空間と共に体感してください。

ちなみに、ペンキ塗りだけは、学生たちと、やりましたが、内部と外フレームで3日ほど。ゼミで作ったつなぎが活かされました。

しかし、一泊は仕方なく子連れでしたが、大方はいい子?で遊んでましたが、最後の方で目の前でペンキ塗りを見ちゃうと、空はどうしてもやりたくなり、まあいいかとハケ渡すと、時も!で、ちょっとお手伝いしました。

しかしやっぱりこの直後、手や服を汚したので終了。
こういうことも、汚してもいいから、思いっきりさせてやりたいなあとも思いました。まあ、保育園ではやってるみたいですけどね。
と、いうわけで、このギャラリーは、全国福祉と考えるアート?のイベント用に設置されたものでもあり、11月にありますので、よろしければこちらもどうぞ。