一生仮宿

直腸癌切除後の排便障害で不自由な生活を送っています。
楽しみは酒と読書。

肺癌入院記11 退院

2017-01-07 11:46:10 | 肺癌入院記
十二月十七日

退院日

昨夜も眠れない夜

午前五時に照明をつけこれを書いている

トータルで四時間ほど寝ただろうか

ベッドに入って半分は目が覚めていたことになる

眠れないベッドの中で考えた

この病院にきて褒められたこと

入院前採血検査、採決センターで

 立派な血管ですね

・・・ありがとうございます、自慢の血管です

 入院センターで

二頭親までの男女年齢構成図を見て

 PCで作った図を張り付けたのは初めて見ましたすごく見やすいです

・・・ハイなまくら者の大仕事です

初めて病室に入り荷物の片付けが終わった後、担当看護師さんに

 綺麗好きなんですね

・・・いえ、家の中はむちゃくちゃです

 手術日の朝

圧迫ストッキングを穿いたとき

 こんなに上手に穿く人を初めて見ました

 ・・・コツですよ・・・と簡単そうに

今から考えたら、女装が趣味ですからとでも返せばよかった

ストッキングは本当にコツ

最初左足に穿こうとしたとき、こんなものはいるかと思った

でも他の人も穿いているのだから必ず入るはず

なら、ここをもって引っ張れば・・・スルリ

簡単に穿けました、右足はすぐにスルリと

 病室で血中酸素測定の時、看護師さんが

肺手術の後でこんなに数値のいい人は見たことがない

 リハビリ担当者にも言われました

最初は97~8の酸素量が運動すると99に

 どうしてこんなに高いのかと

 ・・・わかりません

最後に褒められたこと

 昨日傷のテープを取った跡を見て綺麗ですねと看護師さん

執刀医の腕が良いのだが

その後来た看護士さんにも、綺麗な傷跡を見たくない、と見せびらかす

ただ、残念なことに自分では見えない場所

もし見えたらおそらく見せびらかす気にはならなかっただろう

医師と看護師のきれいな傷跡という表現はあてにならない

自分で見るときっとグロイだろう

グロイと言えば、初めてストマーを見てベッドの上でなんてグロイと思っていた時

外科部長がみて、形の良いストマーです、なかなか良いストマーですと絶賛された

それも執刀医の腕

などと書いているうちに六時、消灯が終わる時間

洗面を済ませて、一人で飲む夜明けのコーヒーを買いに行こう(古い!)

 傷跡は

家でシャワーの時、鏡で見ると少し膨れた筋が一本、本当にきれいでした