百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

井上章一 & 坪内稔典 両先生の好かった記事 ~ 小阪・大坂・大阪の話 そして 「モーロク満開」 サヨナラダケガ人生ダ

2018-03-23 18:50:52 | 日記
 ここのところ「国際日本文化研究センター」さん、略して「日文研」さんは 大脚光を浴びてられます。梅原猛顧問 笠谷和比古名誉教授が 先鞭を付けられ、井上章一教授は「京都ぎらい」で大ブレーク、礒田道史准教授は NHKさんの歴史番組で大活躍、呉座勇一助教授の「応仁の乱」は大ベストセラーといった具合、まさに「日文研さんブーム」到来の感ありです。それはそうでしょう。それぞれの皆さんの発想や視点が斬新 かつ 切れ味抜群ですから、歴史が本来持っている 生き物感 とか 躍動感 というものを取り戻せれたからに他なりません。

今 産経新聞に週一で「井上章一の大阪まみれ」というコラムが掲載されてます。直近記事(H30.3.20)に、オイラの識らなかったことが書かれてました。



                 現在は  「大阪」
          明治維新の前までは 「大坂」と記すのが普通であった
 蓮如が本願寺を建てる(1496年)前までは 「小阪」であった(おさかと読むのでしょう) 

で 何はともあれ今日のマスコミは、江戸時代は「大坂」、明治以降は「大阪」という使い分けるのが常識とのことですが、不覚にも老生、この歳まで識らなかったです。恥ずかしながら。




 次いで ネンテン先生の「モーロク満開」、本日(H30.3.23)の「サヨナラダケガ」は、久方ぶり、めっちゃ好かったです。

好かったとこを、デジタル化します。

       勧酒(酒を勧む)  于武陵(うぶりょう)作
    
      君に勧む 金屈卮(きんくつし 卮は当字です)
      満酌 辞するを須(もち)いず
      花発(ひら)けば 風雨多し
      人生 別離足る

       勧酒        井伏鱒二さん訳

      コノサカズキヲ受ケテクレ
      ドウゾナミナミツガシテオクレ
      ハナニアラシノタトヘモアルゾ
      「サヨナラ」ダケガ人生ダ

サイコウデス。サスガブンガクシャサンハチガヒマス。カンゲキシマシタ。





 
コメント
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