百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

トリビュートしてほしい物故者さんたち               ~ このまま埋もれたままにしてて いいのしょうか?

2018-03-22 20:46:07 | 日記
 13年ほど前 興味を覚え 買っといた本があります。ダ・ヴィンチ特別編集…7「消えた受賞作~直木賞編」。この本です ↓ 。
 
                          ↑ オイラの持ってる テープです
直木賞作品であっても本屋さんで入手できない 代表的な小説を収録している本ですが、5年ほど前のこと、宮沢賢治さんに係わる本を軒並みアサっていたとき、今現在でも賢治さん研究の第一人者の地位は揺るがないのではと思える、直木賞作家の森荘己池さんに 行き着いたのですが、この本こそが その方の情報が分かる 唯一の本でありました。

直木賞作品すら この世から消え失せてしまうのです。音楽の世界だって、とりわけ浮き沈みの激しい流行歌の世界は なおさらでありましょう。ただ ここ数年、BSの歌番組が充実してきてまして、その中で 偉大な 作曲家・作詞家・歌い手さん の特集が組まれることが多くなってきてはいるのですが、待てど暮らせど、オイラの好きな方が 採り上げられないのであります。

● まず 上の写真「三船浩」さん。声の響き まさに痺れる声とは この方の声。こんないい声の歌い手さん、以後 出てきてられません。これからもでしょう。「男のブルース」「東京だより」「さよなら故郷さん」最高 !!! 。特集して下さい。

● 次は「オーケストラがやってきた」を主宰、クラシックの普及にご尽力され、オイラにとりましては、社会人になると同時にリリースされ、以来 常に寄り添ってくれてる まさに老生の「座右の歌」であります、森繁久彌さん作詞 ドラマ「7人の孫」主題歌「人生賛歌」、そして「男はつらいよ」主題歌を作曲された「山本直純」さんであります。オイラにとりましては 小澤征爾さんよか 断然 身近で大切な、人生の大恩人と言えるお方であります。ぜひとも再評価 下さりまして、大々的にトリビュート願いたく存じ奉ります。
            オイラの持っている CD の ↓ 曲目リスト部分を撮ったものです
 

● 次は作詞も手掛けられる 作曲家「石坂まさを」さん。藤圭子さんの「圭子の夢は夜ひらく」「新宿の女」他 で有名ですが、オイラは何といっても秋吉恵美さんの唄われた「心歌 十二章」が断然、好きであります。これほどココロに沁み入る歌を創作された「石坂まさを」さんを、ぜひ特集願いたく存じます。
   
                ↑ オイラの持っている CD の裏面写真です
● 皆様 よくご存知ですから写真も作品も省きますが「川内康範」さんです。オイラは、康範さんの創られる詩には、他の作詞家さんにはない ずば抜けたリアリティを感じます。一部の作品だけ抜き出せば、阿久悠さん 山口洋子さん 安井かずみさん 星野哲郎さん 陽水さん みゆきさんを始めとする有名作詞家さんたちが、ズラッ と並ぶのですが、全体的・総合的に勘案した場合、オイラは康範さんの詩が イチバン好きであります。ズバッっと心に突き刺さるのです。何卒、特集番組 放送願います。

番組で採り上げられないのは、他に何か理由があるのかもしれません。「ダメです」と遺言されてるとか、所有権や著作権絡みの問題を抱えているとかの。でもその場合、ぜひツマビラカにしていただきたいものであります。

桂銀淑さんの「昭和最後の秋のこと」「花のように鳥のように」「かもめ」「すずめの涙」「大阪暮色」等々、you-tubeで聞けても TVでダメなのは分かってます。でも そうまで自粛 or 懲らしめなくてもいいのではないかと思います。you-tubeじゃ 物足りません。彼女を恨みます。


以上 つまらない内容で失礼いたしました。ただ オイラが一度は書き留めておきたかったテーマにつき、何分のご容赦、切にお願い申し上げます。



 < 追 記 で す > H30.3.25 記
 三船浩さんと石坂まさをさんの CD、Amazonで検索してみましたら、そこに 中古品ながら 1,000円、および信じがたいことに 1円、しかも ”非常に良い"という、まさに宝のような商品がありました。オイラは矢も盾もたまらなくなりました。

それにしても世のお人、本当に素晴らしいものを分かってられないようです。でも そうだからこそ、送料込みで 1,350円と 351円という 嘘のような値段で入手できたのではありますが。特に石坂まさをさんと秋吉恵美さんの「心歌 十二章」、お二人が人生の全てを賭け、全身全霊を傾け創り上げた 渾身の名曲アルバム、魂の叫び と言えるものであるだけに。

  

   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする