ヤマイのつづき~。
それからは3か月、そして半年スパンで胃カメラによる経過観察です。
大学病院の内視鏡は、健診のそれよりとても太くて飲みにくい~。
治療や処置も行うため太いのは仕方ありませんが、
ベットに横になると、ホースのように太いカメラが視界に飛び込んできて、
にわかに緊張感が高まります。
胃カメラを飲むコツは、体の力を抜くのが一番大事で、
頭を少し上向き加減にしてカメラがうまく入ったら下向きにする、
と頭では分かっているつもりですが、これがなかなかできません。
何度となく検査を受けても全く上達しません(笑)
通院は我が家から1時間程度、運転して行かなければなりません。
家を出る前はいつも平熱なのに、
病院に着くと37度を超えていることが何度かありました。
コロナ渦で発熱があると内視鏡検査は受けられないので、
そのまま帰宅したこともありました。
やはり、検査への緊張感が影響したのでしょうか~。
そこで検査2週間前から毎日検温して、
データを記録して持参することにしました。
有難いことに事情を理解していただき、検査ができるようになりました。
もしコロナ渦でなければこんなこともなかったはずです。
それから腫瘍に変化はなく、淡々と検査を受けていましたが、
この間も夜中に目が覚めると、この先一体どうなるんだろう、
と不安の襲われることもしばしばでした。
稀な病気で治療実績も少ないという不安感を抱きながら、
あちこちネットを検索していると同じ高校出身の医師が、
多数の論文を発表されている専門医だと分かりました。
まさに藁をもつかむ気持ちで手紙を書きました。
治療に対する不安や迷いなどを率直に記して、
なにかアドバイスがもらえたらと思ったからです。
しばらくして、丁寧なメールがかえってきました。
従来、十二指腸における内視鏡治療はリスクが高く経過観察することもあったが、
近年は、腫瘍が小さいうちにとった方がよいという考え方に変わったとか~。
また、発展的な技術も開発され安全な治療ができるようになって、
特に地元大学病院にもよく知っている先生がおられるので、
技術的には全く問題はないとの内容でした。
一方でこの先の家族のことも気になります。
もしもを想定して、伝言ノートを作りました。
自分しか分からないことや知らない情報などから、
トラクターや草刈機などの使用方法、メンテナンスに至るまで、
妻や子どもが困らないよう思いつくことをしたためてきました。
そして年月は流れ昨年11月、いつもどおり定期検査を受けると、
腫瘍に病変が起こっていました。
これまで平面的だった腫瘍が陥没し始めたとのこと~。
また経過観察にしますか!?
といつの間にか当たり前になっていた医師とのやりとりでしたが、
この時ばかりは、治療に移った方がいい、と強い口調で言われました。
つまり治療のリスクより、放置するリスクの方が高いという判断~。
遂にきたかという思いで、お願いしますと答えました。
このまま病変もなく一生涯を送れるのではないかという、
甘い期待はもろくも崩れ去りました。
つづく~。
当局のデジイチは故障して電源が入りません。
古いので、たぶんコンデンサの容量ぬけだと思い、ばらしてみましたが、基盤が見えません。
あまり分解すると元通りにならないような気がして、元に戻しました。とはいえ、結局、電源がはいらないのですから、分解して元通りにならなくても同じことなのですけど。
今は、スマホのカメラで十分ですので、暇なときに気にせず、分解してみることにします。
スマホのカメラも驚くほどきれいに撮れるようになりましたからね~。
ただ、デジイチならではの得意分野もあるので、手放せません。