細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『スーサイド・スクワッド』の超クレイジーな悪党どものコミック風アクション。

2016年08月31日 | Weblog

8月22日(月)13-00 内幸町<ワーナー・ブラザース映画試写室>

M-105『スーサイド・スクワッド』#Suicide Squad " (2016) warner brothers / TM&DC Comics

製作・ザック・スナイダー 監督・デヴィッド・エアー 主演・ウィル・スミス、ジャレッド・レト <3D・123分>

直訳すると「自殺部隊」という物騒なタイトルだが、いま、あちらでは「デッド・プール」に次ぐクレイジー・ヒーロー映画として大ヒットしている。

凶悪化する大都市犯罪の、地下組織を壊滅すべく、お手上げの都市警察は、獄中に収監中の凶悪犯を時限爆弾つきで呼び出して、彼らに武器使用の特権を与える。

という、あの「ワイルド・バンチ」のゴッサム・シティ版という訳だが、「スーパーマン」や「スパイダーマン」たちは休養中なのか、急遽ピンチヒッターで登場。

極悪スナイパーだったという、ウィル・スミスをリーダー格に、不気味なパンク野郎の奇優ジャレッド・レトが相棒として組み、不気味な凶悪連中がチームを組む。

そこに女性美人犯罪精神学者の前科者として、マーゴット・ロビーも参戦して、いかにもパンクなスーパー・バイオレンス・コミックは快調なテンポと花火大会で突っ走る。

ま、よくある助っ人特捜班を、終身刑の悪党どもで構成して、警察はバックアップするという、コミック・キャラのような連中による、まずは命知らずの悪党たちの暗黒街一掃作戦なのだ。

お話は、毎度のコミックものの、悪党グループ一掃ドンパチ映画という訳だが、そこはあの「エンド・オブ・ウォッチ」や、ブラピの「フューリー」のデヴィッド・エアー演出はさすが。

ちょっと低迷気味のマーヴェル・コミックのヒーローたちの、臨時代打要員としては、やはり、かなりぶっ飛びなキャラクターで笑わせてくれる。

エンディング・クレジットのあとで、おや、ベン・アフレックが、陰の人物と密談している・・・ということは、これも次回作ではバットマンも参戦するのだろうか。

 

■大きなファールを連発して、サードライナーを野手がエラー。 ★★★☆

●9月10日より、新宿ピカデリーなどでロードショー