【穀 雨】(新暦4月20日ころ)。“春の雨が、田畑を潤し、穀物の成長を助けます。”ここ 2~3日、低気圧が通り過ぎて、その通りになっております。枝豆を植えた専業農家の人が、ちょうど良い雨だと言っておりました。▼ 沼の堰堤は、葉桜 の並木になりました。辺りの木々も、うっすらと緑色を帯び始めました。沼の真ん中にある“弁天様”を祀った“小島”が、にわかに活気付いて参りました。
春さかり 巣作りの枝 奪い合う 弁天小島の あお鷺 しら鷺 ー夢蔡ー
▲ 弁天様の島は広くはありません。高い木は数本です。その中で一番高いところに巣をかける競争に勝ったのは、アオサギでした。 羽を広げると90~100cmは、国内最大の鷺。
巣作りの 場のさだまりて あお鷺は 嘴かわし 愛たしかむる、ー夢蔡ー
▲ 和名の漢字表記は、【 蒼 鷺 】 青みを帯びた灰色。繁殖期の特徴で、冠羽が長く延びてるので、頭の羽乱れて見える。
▼ あちこから、木の枝を拾い集めて、巣づくりをします。夫婦協力して卵を温めます。約26日で孵化します。仔サギたちが、独り立ちするのは、7月、餌となる蛙が沢山いる田植えの終わる頃です。ーかくして、愛とは、覚悟
と手間
であります!
ー弁天小島の高木は、蒼鷺に占有されました。ーー
▲ 高木は、蒼鷺の数組のものです。木の根元の狭い空間が、“白鷺”たちのものです。一組の占有箇所が決まったようです。見物しているのは、“ごいさぎ”です。「そこでよろしいですね? 後がつかえてますので・・」
▲ 巣作りの場所争いは、けたたましい叫び声と羽ばたきで、体力勝負!。強いモノ勝ちです。子孫繁栄はまず子育てのための“安全安心の場”の確保からです。
し ら ー さ ぎ 【白鷺】とは、コウノトリ目サギ科の鳥のうち、全身純白色、背に蓑毛(みのげ)がある種類の総称。ダイサギ、チュウサギ、コサギなど。(広辞苑)
ー写真に登場しているのは、【コサギ】です。その特徴は、夏羽(春以降の羽)になると、頭に2本の長い飾り羽が延びます。 ゴイサギたちと、コロニーをつくり、繁殖します。ーー
巣作りは 放鳥トキなら トップ記事 小鷺ー
スター求めし 絆うすき世 ー鴨長ー
--ー 了ーー