諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

四月一日の訪問者

2012-04-01 22:44:06 | 日記・エッセイ・コラム

 四月(小) 卯 月 うずき 卯の花月ー 朔日。また、暦を一ページめくった。

 今の生活パターンは、ごく平易に決まっていてる。朝、新聞を取りに出る。その時、必ず家の裏へ回り、赤城山にかかる雲の様子を確かめる。いわゆる、【日和見】である。本日は、山には雲がなく、少し霞かかっており、穏やかな様子,まずまずである。マア~、天気がよければ、気分がいいと言った程度のことなのですが・・ーー

 青空に 枝張り出せる 栗一樹 小啄(こげら)(おと)ない 春の音立つ  -夢蔡ー

  ▼ 毎年、春先、芽吹く前の栗の木にやって来る。 しばらく、枝々を渡り、虫探しのドラミングを繰り返して、飛び去る。(* 短歌ネタとしては、“コゲラ”は、いまいちか・・。写真付き、詞書で、ヤット解ってもらえる~?。)

20120401_009 ▲ こ げ ら 【小啄木鳥】 普通は、山間部に棲息する。最近は、市街地にも進出して来ている。( 写真は、コゲラが木の影に入ってしまったので、背中の白い縞模様が、よく見えない。拡大して、ようやく判る。ーー

 花の訪問者ー ーーー

  二つ折りの恋文が 花の番地を捜してる。

             ールナール 「博物誌」ー                                                                                        

 20120327_022 ▲ 菜の花と蝶は“共生”する。*花は、蜜を提供し、蝶は、花粉の媒介者。植物の開花と昆虫の羽化といった季節現象は、同じ陽射しの長さと温度で、全く一致している。その絆たるや半端ではない。

  花は季節の演出者である。川沿いの道は、いま、黄色い菜の花に縁取られ、緑も濃くなり始めた。静かな時間が流れて行きます。

  菜の花や 村真空に 静もりぬ ー夢蔡ー

  介護バス着く 午後の四時半 ー甘語乙女ー 

         -- 了 ーーー (散歩の時間)