統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

北九州市 震災がれきその⑰がれきの表面積と人間の肺の関係

2012-05-23 21:25:25 | 時事ニュース

愛犬りく曰く「がれきを北九州市で焼くのは」

「やめろ~~!俺にも肺はあるぞ~~」

有識者会議に期待?!とうとうがれきが焼かれ始めました。試験焼却と言いながら出来レースの一コマです。有識者20人というのが発表されないのでネットでよく探したらびっくり「あんなのが有識者なら私は神様です」北九州市民から抽選で無作為に20人選んだほうがまだ良い。島田市では本焼きです。近隣のお茶農家がかわいそう。地域住民が空間線量計で測って前よりはいいと言っていましたが、ビニールで感知器を覆っていましたのでアルファ線は測れませんよね。と言うかがれきを空間線量計で測る無意味さは何度も言っていますが。。。

 がれきの表面積を計算できる人いますか?プルトニュウムやウランはアメリカ西海岸やハワイなどで確認されているので日本で降っていないわけがなく、がれきにも当然付着していると考えるのが普通です。プルトニュウムが怖いのは呼吸器から入るととんでもなく毒性が強いからです。肺から吸われた空気は気管支から細気管支などに分かれて肺胞に至りますが、その人間の肺の円形をした肺胞の面積たるや広げると100坪弱あります。テニスコート1面くらいです。ここでガス交換がされますというかガスしか通さない。バグフィルターより確実な集塵フィルターなのです。テニスコートの至る所にホットパーティクルができるのです。そこで2万4千年燃え続けるのです。その人が死んで焼かれたらまた次の人の肺にもぐり込んで、同じことが繰り返されるでしょう。だからがれきの地方拡散は新型ウイルスをわざわざ広げるようなものです。一方がれき何トンと言いますが、放射性同位元素はがれきの表面についています。その表面積を考えてください。丸いものだと4πR二乗でしたか?とてつもなく広い面積です。肺と逆の考え方ですが、すごい量の放射性同位元素がついていると考えるのが普通でしょう。肺のことは医者でないとわからないかもしれませんが、がれきの表面積については想像力でわかると思います。プルトニュウムだけとは限りませんが、がれきを焼いて200種、少なくとも31種の放射性物質を気化させ単体の元素にしてテニスコートにばら撒くことがいかに不合理かわかりますでしょうか。限りなく愚かな行為です。

 テルル129mが怖いです。チェルノブイリからの距離が福島から東京くらい離れているベラルーシでは、いまだに30歳くらいの女性から甲状腺がんが出ています。ヨード131の半減期は3.8日ですからおかしいと思うでしょうが、テルル129mと言うのがあってこれが崩壊するとヨード129になって半減期が1900万年になります。私はこれのせいではないかと考えています。このテルル129mはアメリカ西海岸やアラスカで認められています。がれきにもあると考えるのは可笑しいでしょうか?これはベーター線を出して血管を傷つけます。とにかくセシウム137ですべてを推し量ることは無理があります。まだ怖いのはいくらでもあります。核種も多くあり出す線種も異なれば、半減期も異なれば臓器親和性や生物濃縮、代謝率全部異なります。とにもかくにも、そんなもの近づけないのが一番です。

 アラブの春と日本の春。今日エジプトの大統領選挙の話がNHKでありました。インターネットから生まれたアラブの春も苦戦していて、ムバラク派が言っていました。「エジプトに民主主義はまだ早い!!」と。それを見て私は日本人はなぜ首相を決める選挙権がないのかが分かりました。それは東京都知事ががれき反対者に「そんなの黙れ!と言えばいいんだ」と言っているように、「国民は無知でアホだから政治家に任せておけばいいんだ」と言っているようなものなのです。基本的には責任感のない自己中心的なエリート意識で原発も爆発したし、がれきも地方分散され汚染は全土に広がっていくのです。北九州市の姿を見たら民主主義が行われているとは思えません。日本の春はアラブよりまだ先のようです。皆さんとりあえずはマスクうがい手洗い励行ですよ。
コメント (5)
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