統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

コロナワクチン協奏曲(皆死にたくない)

2021-05-30 00:12:19 | 時事ニュース

今高齢者の最大の関心ごとそれはコロナワクチンを如何に早く打ってもらうかです。

予約のために何時間も何日も電話したり、予約会場に子供と同伴して予約会場に並ぶ高齢者列、これは密になっています。

これでは予約会場でコロナの現物接種になってしまうかもしれません。

親戚の親たちもコロナワクチンを何処で如何に早く打つかの話題が多い!

ワクチンの話をする時は安心感と期待感で皆生き生きしている。

日常の患者診療では患者が死にたくないようには感じませんが、話を聞いていて「皆死にたくないんだな~」と改めて思います。

患者はかかりつけのクリニックで打ってもらいたいようですが、ワクチンは役場管理で場所と日にちが決まりにくい。

こちらも早くワクチンがあれば、日にちをかけて打つので、困難感がありませんが、6月からは地獄の忙しさになりそうです。

昨日も通常の患者が多い上に、心療内科の新患2名、ないかの新患1名、トリアージ2名、救急車転送1名出ました。

しかも、死に掛けているのに入院するところが無く、病院から断られまくり5件目でやっと決まり、2時間もかかってしまいました。

コロナワクチンは1日12人位にしたい。でも週50人なら2000円で、150人以上打てば5000円になるらしいです!?

まるで今はコロナ協奏曲が鳴っている感じです。

 

一方でコロナワクチンを打たないと決めている人がいます。

今度のワクチンは遺伝子を利用したものですから、後々のことまで考えて警戒している人が多いからです。

遺伝子組み換えの大豆ならまあ良いけど、自分が遺伝子組み換え人間になりたくないからです。

 

それよりも副反応特に2回目の副反応を心配している人もいます。

血栓症とアナフィラキシーショックです。血栓症は解毒漢方で何とか防止しても急性期アレルギー、

すなわち即時型アレルギーの対応は漢方では難しい。やはりその時がバリバリの西洋医学が必要です。

大規模接種会場ではちょっと心配です。

 

アナフィラキシーショックは3~5分以内が勝負です。接種会場で安静で済む話ではありません。

昔免疫学の医学部の実習で、10匹のラットに抗原を打ち込み抗体を作っておきます。

2~3週間して同じ抗原をラットに2回目として注射します。そうすると激しい抗原抗体反応が起こって、

アナフィラキシーショックで死ぬことになります。

蜂に刺されると2回目が怖いというのはこのことです。

ところが2回目の抗原を注射で入れた直後(2~3分後)に抗ヒスタミン剤(写真のポララミン)を5匹だけに注射すると、

注射しなかったラットは全員即死でしたが、注射した5匹はケロリとした状態でした。

私はこの実習には本当に感動しました。医師となってアナフィラキシーを何回か経験しましたが、

一番に抗アレルギーに対して即効性のあるポララミンかレスタミンカルシュウム、次に速攻型のステロイド大量です。

これで大体助かります。死ぬ直前に使うボスミンやエピペンをアナフィラキシーでは使ったことがありません。

 

ある大きな病院に勤めている患者さんがワクチンを院内で集団接種する日は何回かハリーさんが呼ばれているということです。

私が接種会場に打たれに行くときは、念のため写真の3種の神器を持って行きます。

 

 

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コロナワクチンの恐怖

2021-05-19 01:05:03 | 健康

義理の息子の医師がワクチン打って調子が悪いので何の漢方を飲んだら良いか聞いてきましたので、それなら漢方のステロイド小柴胡湯とサイトカイン対策の解毒漢方の荊芥連翹湯を飲んだらいいと指導しました。それからしばらくして、彼はもっと副反応がある2回目のワクチンを打ったそうですが、何の症状も無かったとのことです。聞いてみるとずっと、ずっと1日3回も漢方薬を飲み続けていたとのことです。

今度、22日土曜日に私は1回目を体育館に打ちに(打たれに)行きますが、アレルギー性鼻炎がありますので、やや不安ですがそれよりも、ワクチンでなく空気を打ったとか、蒸留水を打ったとか、2回打ったとか、何かメチャクチャな情報が入っています。ワクチンの副作用より誰が打つのかが怖い!何でアナフィラキシーショック対応の経験が多い私がど素人に、体育館などの設備のない所で討たれなくてはならないのか。自分のクリニックで打ちたい!

注:ちなみに漢方薬は予防では出せませんので、予防の場合は民間薬局で買ってください。

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防御服は足らなくなる!?

2021-05-19 00:47:21 | 健康

心療内科の患者も風邪を引きます。その度に駐車場のプレハブの診療室に重装備で行かなければなりません。1日2~3回行きますが、立派な防御服で使い捨てです。午前中の白い防御服は手首がゴム製のもので手袋と隙間が無い。完璧です。これは使った後、消毒して雨の時の農作業に使いたいと看護師に言うと「絶対ダメ」と言われました。本当に使い捨てでオリンピックの後日本変異株が出来て、秋から冬にかけてパンデミックになったときに防御服がなくなっていたらどうしようか?!コロナは確実に足元まで来ています。

皆さん私の本を読んで下さい!!

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ユーチューバーになります

2021-05-17 00:39:05 | 語句の説明

本販売のためyoutubeにアップし始めました。

https://www.youtube.com/watch?v=1lthTFRAVLY&t=234s

https://www.youtube.com/watch?v=_IjORMQnJqY&t=108s

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日本でコロナワクチンが出来なかった理由(ワケ)

2021-05-10 23:03:27 | 健康

今日の昼、ワクチンが何故日本で出来なかったかという事に言及したテレビが放映されていた。

あまり話題にならないが、日本がワクチン開発に大きく出遅れている問題点はもっとも重要な話である。

2011年の地震の時も1万6千人もの人たちが津波で亡くなったということも信じられないほどの、

日本の危機管理の甘さである。

日本でワクチンが出来なかったのはこの1本のボールペンが物語っている。

これは帝人ファーマがくれたボールペンである。

これが私たち医師が薬会社からもらえた最後のボールペンである。

日本では医薬の締め付けは厳しく、医薬分業の中、医薬の協力関係は性悪説で捉え続けられている。

2000年頃から小泉首相の医療費抑制で高齢化で病気と病人は増え続けている中で、

10年間に渡って医療費は抑制され、最後は薬会社が薬価を切り下げられ、

資金は途絶えもはや研究力は衰え、10年位前からワクチン開発は資金と臨床試験の規制により停止状態となった。

ワクチンは型が違えば大損害となり、そんな冒険は日本の製薬会社には出来なくなりました。

今から40年前以上に、医局に来た帝人の製薬会社のMRが特許の数は旭化成が一番で帝人が2番だと言っていました。

一体今はどうなんでしょうか。

医薬分断による医療への締め付けは続いています。

最初はボールペンに薬の名前を書いていましたが、それが禁止され会社の名前までとされました。

次に病院の医師たちにボールペンを渡すことも禁止になりました。

次にカレンダーを渡すことも禁止になりました。

タクシー会社もガス会社もカレンダーをくれますが、医療界の人間をよほど悪人と思っているのでしょう。

高齢の私は新薬の名前がなかなか覚えれません。昔はボールペンの薬の名前を見て覚えていました。

疫病の最中、命あってののものだねです。

医薬の復活を期待したい。

 

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