山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

美しく青きミズ料理

2024年06月05日 | 山菜料理

 今年初収獲のミズだ。

       これで1週間分くらいかな?

 ミズは夏山菜の代表と言ってよいでしょう。

 味に癖はないんだけど、独特のシャキッとした噛み応えと、トロっとした食感とが非常に心地よい山菜です。

 そうしてですな、これだけではなく、他の山菜にはない魅力にあふれているんですよ。

 その辺も含めて、今回の調理記録を残しておきます。

 下ごしらえ・調理の部

 まずは、茎の皮剥きにひと手間かかります。

 ・先端の葉3枚ほどの下の葉を根元に向かって引き下ろすと皮とともに次の葉も外れます。そのまま根元まで剥き切ります

 ・反対側の葉も同様に引き下ろしてから、先端の葉茎をちぎり外します

 ※先端部は再利用するので捨てません

 マタギよりも妻が遥かに上手です。

 ・茎だけになったところで、軽く洗ってから鍋に入る長さに切り整えます

 ・これを沸騰したお湯に入れると、あら不思議

       色が変わり始めます(上の画像と比較してみて)

       なんという美しきエメラルド色!

 ・2~3分茹でたら冷水にさらして

 ・タッパーに移して冷蔵庫へ

 ここまで来ると、いつでも食べられます。

 今回は初物なので、もっとも純粋にミズの美味しさを楽しめるおひたしにして戴いています。

       妻がワラビ(左)と並べてくれました(乗っているのは、おろしショウガ)

 醤油をちょっとかけて戴くと、非常に美味しいです。

 ワラビと別々に食べても、一緒に口に運んでも、すごく美味しい。

 

 さて、ミズの楽しみはこれだけではない。

 下ごしらえの時に残しておいた葉茎は、これまた定番の天ぷらにしましょう!

 ・普通に衣の準備をしたら、葉茎も軽く洗って水を切って

 ・衣を薄く纏わせます

 ・非常に薄いので、浮いてきて泡が小さくなったら、すぐに油から取り出します

 ついでに、余った衣にHMとBPを足して、

       ドーナツもどきを作ってみました(結構うまい)

       本日も山菜がいっぱいの夕食になりました

 天ぷらのお味の方はと言うと、カリッ、トロッて感じで、これまた独特の食感、そしてほのかな甘みを楽しめます。

 おひたしとは全く別次元の美味しさです。

 1粒で2度美味しいって、どっかで聞いたことあるけど、これも、1本で2種類の美味しさを楽しめる山菜です。

 ああ~美味しかった!

 これから暫くは、月山筍とミズが山菜料理の主役になっていきます。

 山の神様、本日もありがとうございました。

 そして、これからもよろしくお願いいたします。