山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ブナハリタケは山のお肉

2020年10月13日 | キノコ料理
 今回の山の神様からのいただき物、ブナハリタケも美味しいキノコです。地元では、ブナカノカという呼び名で親しまれています。独特の甘い香りとボリュームたっぷりの肉質を楽しむキノコです。マタギは、勝手に「山のお肉」と呼んでいます。詳細は追い追い。
 ついでに、ブナ『ハリタケ』の由来。

左が表面で、右側が裏面

写真を見てお分かりだろうか。このキノコ、裏面がヒダではなく針状になっています。それが『ハリタケ』と呼ばれる所以です。このタイプのキノコは美味しいものが多いですね。
 さて、料理ですけれど、まずはこれでしょう。

  ≪ブナハリタケのすき焼き風煮付け≫

 このキノコ、その形状のせいか、汁の旨みをよく吸い込む特徴があるんです。それが、キノコ自体が持っている旨みと絡み合って、美味しさを引き立てあっていくんです。したがって、初物は、これに限ります。

 下ごしらえの部
 ・キノコは塩水に浸して虫だしする
 ・洗って、主に付け根の汚れを切り落とす
 ※山で丁寧に採ってくると楽チンです。木にも優しい

このぐらいで持ち帰れると、あとが楽

 ・水にさらして待機
 ※時間のかけ方によって、香りを調節できます。

 調理の部
 ・牛肉250g、こんにゃく1枚(千切り 糸コンがなかったんで)を準備

こんな感じ

 ・鍋に油を少々敷いて熱し、こんにゃくとブナハリタケを炒める。
 ・火が通ったら牛肉も投入。

こんな感じ

 ・水1/2カップと、酒醤油砂糖各大さじ2強とみりん大さじ1を加えて煮る

これは、終盤の様子です

 ・ほぼほぼ水分を飛ばしたら出来上がり

メインではないんですが前に来てパチリ


 キノコの量が少なめだったんですけど、どうしてもこうやって食べたかったんです。このぐらいの割合(キノコが少ない)だと、ブナハリタケの香りとボリューム感は、少々物足りないんですけど、それでも十分美味しかった。
 本番は、これから。また、山から戴いてきて、料理を楽しみたいと思います。