山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

てがみをとどけて(さんぽうた30)

2020年10月09日 | いきもの

  てがみをとどけて   きんもくせい かおる

かぜが
きせつをおしえてくれた

そうして
わたしはめざめた

ちいさいわたしは
はっぱのなか

ちいさすぎて
だれにもきづかれないかも

わたしをみつけて!

わたしの
きんいろのはなを

だれかきづいて
わたしのすがたに

そうだ

かぜに
たのんでみよう

おねがいします

わたしのきもちをこめた
てがみをとどけて

みんなのもとに
てがみをとどけて

かおりをそえた
てがみをとどけて



美しい金色



 この季節になると、風が運んでくる金木犀の香り。

花盛りですけど



 花が咲いても、遠目には、何かの木の実?なんて思えてしまう姿です。でも、近づいてようく見ると


 可憐な形と明るい色を備えた美しい花の集まりです。
 この花にもっと近づいてよく見て欲しい。そんな思いを風に託しているんじゃないかな、かおるちゃんは。そんなふうに思えるんですよ。
 最近では、秋になると、金木犀からの手紙が届くのが待ち遠しくなってきました。