山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

そのひをゆめみて(さんぽうた29)

2020年10月05日 | いきもの

 そのひをゆめみて  けいとう まり

またやってくる
つめたいきせつ

そのまえに
あみましょう

こころをこめて
あなたのために

わたしはあむ
まふらあを

わたしはあむ
てぶくろを

この
びろうどの
はなびらに

わたしの
おもいもあみこみ

あなたを
あたたかくつつみ

これからくるさむさを
のりこえてほしい

わたしはあむ

あなたが
げんきなかおで
はるをむかえる
そのひをゆめみて





ケイトウが花盛りです


どこが花びらでどこが雄しべ?雌しべ?



 そんなことはさておいて、温かそうなビロード。
 恥ずかしながら、子どもの頃、ケイトウという花を『毛糸』と認識していた時期が長く続きました。だって、あったかそうな花なんだもの。
 『鶏頭』という由来を初めて聞いたとき、「なるほど」と思う一方で、「『毛糸』の方が、イメージ近いよな。」と思う自分もいました。
 だって、この花、すごくあったかそうなんだもの。
 
 あったかいマフラー、あったかい手袋で、きっと、新しい種を大切に守っているんだろうな。そんな気持ちにさせるこの花。
 『鶏頭』でも『毛糸』でも、どっちでもいいじゃないと思いながら、この花を眺めて歩くこの頃の散歩です。