山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

欲タガリの心に火がついた

2020年10月23日 | キノコ採り
 いよいよ中秋のキノコも『旬』を迎えたことが分かり、A氏と別の山に入る。予想通り、真っ盛りだ。

こんな風になってました(右の大きいのは、毒茸ですけど)


左上の白いのはブナハリタケ(美味しいです)

 この山もナラタケが最盛期のようで、たっぷりいただいて帰ってきました。
 そうして、その2日後、お向かいのM氏とともに、マタギのホームグラウンドへ。ナラタケの『旬』が今だから。そして、休日がうまく重なってM氏と活動できるのはこの日しかなかったからだ。

やっぱり食べ頃です

 本日は、M氏に楽しんでもらいたい。私は、昨日までにかなりの収穫を得ているのだから。そんな思いでM氏と山中を歩き回る。おっ!

きれいなブナハリタケです

 このぐらいは貰って帰ろうかな。僅かではあるが、ハケゴに入れる。

尾根に日が差す

 それにしても気持ちがいい。空気が澄んでいて遠くの景色までくっきりと見える。多分、気温は5℃以下。本日は、命の洗濯日和だ。収穫の善し悪しに右往左往せず歩く山も、たまにはいいものだ。
 M氏も満足したようなので、車に戻ることにする。
 ところが、帰りの道すがら、M氏が発見してしまった。
「おう!あの川の向こう岸に見えるの何だ?」
確かに、倒木の色が変わっている。しかも、旬のキノコの色だ。
「いぐべ!」
川は、深いが押し流されるほどではない。流速の弱いところを選んで渡って見ると、



正に『旬』

 ・・・本日は、ストイックに山歩きだけを楽しむはずだったんですよ。でも、ダメでした。このキノコ達は、眠っていた欲タガリの心に火をつけてしまいました。
「これだから、止めらんねずねぇ!」
などと言いながら、本日も大量収穫して帰宅。

 まあ、せっかく山の神様が用意して下さった恵みだ。とにかく美味しく戴くしかありません。
 さあ!キノコ料理、楽しむぞ!!