空沼岳といえば、札幌で誰もが登る知られた存在である。僕もかなり久しぶりに歩いてきた。
登山口から頂上まで7.7km。標高差にして884mである。その姿の美しさから人気のあるニペソツの道もほぼ同じで、標高差はこちらが幾分高く約千mである。そう違いがないように感じるが、ニペソツは登り返しが多く、レベルも中級以上の山と評価されている。ちなみに、ニペにも2回歩いている。
今回は登りに3時間半かかっている。数年前には3時間かからずに歩いているから、ずいぶんと時間がかかっている。とはいっても、万計山荘で旧知の森○さんと久しぶりに会って、話しこんだり、真簾沼ではその音のない佇まいに魅かれてしばらく座りこんでいたから、まぁ、そう変わらない時間であるはずだ。
むしろ不思議なのは下山で3時間かかっている。なぜ、そんなにかかったのかよくわからない。確かに、今日が登山2回目という若き山ガールに、私はこの山を歩いて大丈夫でしょうか?と聴かれて、「大丈夫ですよ・・・」と、質問に対して答えたりもした。ぼくのへらへら歩く姿を見て、よく聞く気になったものだと思ったりもしたのだが、最後に「安心した」という言葉も聞いて、こちらも良かった、と思ったところだ・・・。無事に下山したかな?
埼玉から来たという男子学生二人が、北大の空沼小屋の前で休んでいて、そこからときどき話しをするようにもなった。ピークではみかんを分けてあげ、水がないということで、ぼくの余分な水もあげた。それで、さよならかと思いきや、支笏湖線のバス亭でバスに乗り遅れた二人を見つけ真駒内駅まで車に載せた。不思議な縁である。
それにしても、空沼の下りはダラダラ道である。飽きてしまうのだ。
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