遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

振り返ると・・・

2013年08月18日 | 山歩き~

 日本の山歩き愛好家のなかで、おそらく北海道の山の一番人気はトムラウシ山であろう。その眺望の素晴らしさ、周囲の沼の美しさ、可憐な花が咲き乱れるロケーションは憧れの山といってもよいのではないか。

 この山頂に通じる道は、①トムラウシ温泉からの道②天人峡あるいは白雲岳方面からの道③十勝連峰のオプタテからの道とこれに合流する扇沼山からの道とあるが、沢から登る方法もある。
 それは、トムラウシ温泉を経由しての①ワセダ沢ルート②西沢ルート③ユウトムラウシ川の沢ルートであり、天人峡からは、あまりにも有名なクワウンナイ川のルート・・・これも化雲沢を歩くルートもあるという。

 ぼくはすべて歩いたわけでもなく、かのクワウンナイ川は歩いていずとても残念である。また、ユウトムラウシ川からのルートもかなり魅力的で、誘惑されたら、間違いなく say yes!

 しかし、美しさのうえでは、ワセダ沢に匹敵するところはないかもしれない。
2006年に遡行しているが、いまだに悔やんでも悔やみきれないのは、その美しさを撮れていないことである。まして、トムラウシ川の温泉を撮っていない。
 で、このブログの開始時にも何枚かの写真は載せたが、想い出深い数枚を再度載せてみる。
 
 ワセダ沢を登りつめると、水はもう流れていない。左手の高きところにトムラウシのピークがある。


 あの遥か下から登ってきたのである。


 あの稜線の上には、ヒサゴ沼からトムラウシへ通じる道があるはずだ。

 
 ヒサゴ沼が見えてきた。今日のテント泊の場所だ。


 翌日、カウン沢を降りる。この滝は右岸から懸垂下降で降りた。


 また、行かなければならぬ。
コメント
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