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いま、そのとき、かんがえつつあること。

「厨房」とのコミュニケーション

2005-07-14 | 議論
「厨房」というのは、2ちゃんねる用語です。「中坊」の誤変換ね。相手をするのが あほらしくなるような人だとか、初心者みたいな意味あいも あると おもいます。ここでは、「粘着」に ちかい意味に限定しておきます。

仲正昌樹(なかまさ・まさき)さんなんかは、「パブロフのワン君」と表現しています(『なぜ「話」は通じないのか』)。パブロフのワン君は、会話のひとつのフレーズに反応して、相手の深層心理をうがって よみとり、「はげしく反応」する人のことをさしているようです。まぁ、どう反応してるかよりも、「かちほこったような態度で、相手をばかにする」という特徴があると いえそうです。

どこにでも自信に みちみちた人というのは いるもので、まさに「ご高見」をたまわることが あります。「ゴタク」と いっても いいですけどね。とくに、大学のセンセなんかが そういうご託宣をさずかるように おもいます。たとえば、稲葉振一郎(いなば・しんいちろう)さんのブログ(インタラクティブ読書ノート別館の別館)には、「まがいものファン」さんが いらっしゃいます。アマゾンにすてきな書評も かかれたようです。

こういう人って、まぁ「かまってちゃん」なわけですが、どう対処したものか。ちょっと かんがえちゃいますね。チャットしてても、たまにどえらい「えらっそーな」人が いらっしゃる。たいがいの場合、わがままで自分勝手なわけですが。最初は ふざけて相手をするんですけどもね。わざと「へぇ、なるほどー」と。でも、だんだん あほらしくなってくる。

そういう人に対して 否定的な感情が おこるのは、おそらくプライドをくすぐられるからでは ないかなとも おもうわけです。自分は「たいしたことある人間」なのに、ばかにするなよと。「なんだよ、えらそーに。こっちだって えらいんだぜ」と。これってじつは、リトマス紙に反応してしまってるだけなのかも しれないですね。「ごたいそーな自信」が自分になければ、たいして感情をくすぐられないわけだし、さらっと ながしたり、ふつーに返事することも できるわけですから。

厨房が ふりまわされてるのも、自分が自分のなかで つくった相手の権威だったり、自分自身の権威だったりする(相手に権威を感じてるからこそ、こばかにしたいという欲求がわく)。その厨房の言動に腹をたててしまうのも、自分のなかの権威主義的なところが姿をあらわしたにすぎないということもある。そこで意識すべきなのは、みえない第三者の存在であったり、自分の つくりあげた問題意識や、倫理観であるのかもしれない。「コミュニケーションの自分ルール」ってやつです。

そんなこと ゆうても、相手をする気にならない人というのは いますね。

グーグル:「厨房に相手」

2 コメント

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おひつ、元気? (池村リンダ)
2005-07-16 10:38:55
チャットしてて思うのはさ、本だか新聞だかかに載ってた文章をそのまま、さも、自分の見解のように、えらそーに、「意見」する人って多いよなーって思うのよん。そういうのって、否定的な感情が起こるより、哀れに感じてしまうんだけどさ・・・・。私なんかはちょっと「つっこみ」いれたくなるんだけど・・・・これも反応してしまってるのかしらん?!
あついよー (ひつじ)
2005-07-17 23:55:21
まぁ、そういう人は別に「厨房」じゃないと おもうけど。反応もしたら いんじゃないですのん。いろんな見解があるってことを紹介するのは大事だと おもう。ただ、「さも、自分の見解のように」しかも「えらそーに」ゆうのは たしかに ほめられたことじゃないね。