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いま、そのとき、かんがえつつあること。

「我が国」と「ウリナラ」

2004-12-18 | 国家と権力
本よんでて、がっくりするのが「我が国」って表現。日本で いいじゃんよ。

2ちゃんねるとかで よく「ウリナラマンセー」ってのをみるけどさ、あれは南北朝鮮のナショナリズムをこばかにしてるんしょ。そんなら「我が国万歳」も おなじよーに のりこえろよとか おもっちゃう。『病としての韓国ナショナリズム』って本がありますが、韓国でも翻訳がでてます。わりと好評だったりもする。「従来の韓国批判とは ちがう」とか、「耳をかたむけるべき内容」だとか そんな書評も みかける。『韓国人はすきでも韓国民族はきらいだ』って題で でてるんですけどね。「韓国民族」ねぇ…。わざとなら まぁ いいけど、「韓民族」だよなぁ。

『病としての韓国ナショナリズム』は、くだらない部分も あった。ハングルナショナリズムを批判するのは本の文脈としては わかる。だけども、なぜに「漢字は すばらしい文字なのに」って方向に いくのよ。ま、いいや。それは。

韓国で論文かいてて、日本の文献から引用してたら「我が国」って表現があった。それをあえて「ウリナラ」って訳してみたら、校正のときに赤線ひいてあって、「日本」と。どーでも いいことなんで、日本になおしたけどもね。人間の数だけ「ウリナラ」があるのに、「ウリナラ」=韓国という固定観念が できあがってることこそが、国家主義の魔力なんでしょうね。中国人(というか漢人)の留学生が「ウリナラ」って いってたのも おもしろかった。あれは あれで いんじゃないかなと おもった次第。

「ウリナラマンセー」をばかにしてる人たちは、「『あんな国なのに』愛国心もってるのか。あほだな。」ってことなんだろうな。「『我が国』だなんて きもちわるい。」ってことじゃないだろうから。

グーグル:「我が国」 / 「ウリナラマンセー」 / 「天皇陛下万歳」 ← あ、これ おもしろいや。

1 コメント

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『無国籍』って本が でてた (ひつじ)
2005-01-20 11:09:18
「人間の数だけ「ウリナラ」があるのに」ってのは、やっぱ おかしいね。それも国家主義の幻想だものね。「ウリナラ=ゴミ箱にすてるようなもの」という人も、なかには いるという意味だと解釈してくださいまし。





『無国籍』の著者は陳天璽さん。チェン・ティエンアーで いいのかな…。璽はerじゃなくてyuかも…。あ、カントン語よみするのか!

あとで、しらべてみます。
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