「佳松苑」チェックインまで、たっぷり時間があった。
途中の「兵庫県・浜坂町」で小休止。
よく利用する「加藤文太郎図書館」は、木曜で定休日。
図書館周辺には「味原川」というよく整備された小さい水路がある。
さざ波をよく見ると、小魚が一杯いた。
橋の周辺の小魚に、しばらく見入っていた。
不意に、エプロン姿の地元女性が現れた。片手に鎌、もう一方の手に切り花を持っていた。近くの茂みで季節の草花を切ってきたのだろう。女性は馴れた様子で、橋の横にある小さい石段から小川に降りた。「何をするのか?」と思ったら、履いていた長靴ごと小川の中に入り長靴についた土を洗い流していた。そして、何事も無かったように、颯爽と立ち去った。地元の人にはこの小川は、昔からの生活水路なのだ。
女性の立ち去った方を見たら、右側に大きなお寺があった。この路地もいい雰囲気だ。
なかなか味のある水路だ。「味原通り」の意味が分かる。
夫曰わく「この水路に梅花(バイカモ)を植えたら浜坂温泉の名所になるのに」
私も、確かにそう思った。
今は、同じ浜坂町の少しだけ内陸(七釜温泉の近く)「田君川」に、梅花(バイカモ)の名所がある。しかし数年前の集中豪雨で「田君川」の梅花は、全て流されてしまい全滅状態。そして今だに、全く復活の兆しがない。
この「味原川」ならば、「梅花」がもっと映えるだろうなあ~と改めて水路を見渡した。
その後、同じく図書館の近くにある「飲泉所」に歩いていった(徒歩2分)
浜坂温泉は「塩化物泉」で、塩分を多く含んでいる。
温かい温泉水は、とても美味しい!! すっかりいい休憩になった。
でも私達も何度も清流に植えたりして挑戦して
みましたが・・意外とこのバイカモは水と環境に
神経質のようです。
旅の途中で、まちかど散歩とか近くの寺院に立ち寄るとか
これこそが旅の余裕であり醍醐味ですね~
私が一番好きな旅の瞬間です
それ程、バイカモは水と環境に神経質な水生植物なのですか?
でも、旅の余裕・醍醐味がたっぷり味わえた「味原川」でした。