【🎦8 2022/02/12鑑賞】 1950年代のニューヨーク・マンハッタンのウエスト・サイド。貧困や差別による社会への不満を抱えた若者たちは同胞の仲間たちとグループを作り、それぞれに敵対し合っていた。ある日、ポーランド系移民の「ジェッツ」の元リーダーであるトニー(アンセル・エルゴート)と、対立するプエルトリコ系移民の「シャークス」のリーダーの妹マリア(レイチェル・ゼグラー)が出会い、一瞬で恋に落ちる。その禁断の恋は、多くの人々の運命を変えていく。
1961年に映画化もされたブロードウェイミュージカルを、スティーヴン・スピルバーグ監督が映画化、1950年代のアメリカ・ニューヨークを舞台に、移民系の二つのグループが抗争を繰り広げる中で芽生える恋を描くという映画。
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」を基に、アーサー・ローレンツ、レナード・バーンスタイン、スティーヴン・ソンドハイムが1957年に発表したブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド物語」の2度目の長編映画であるとのこと。
当時のニューヨークの社会的背景を織り込みつつ、ポーランド系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人との2つの異なる少年非行グループの抗争の犠牲となる若い男女の2日間の恋と死までを描いている。
これほどまでも有名なミュージカルであり映画作品について、知ってはいるが映画もちゃんと観てないし、もちろんミュージカルも観ていない。
楽曲とか、有名なシーンは知っているので、観た気になっていたが…。
しかし、あの楽曲はこういうシチュエーションで使われていたのか、あの振り付けはそういう意味だったのか、あの場面はそういうことだったのか、と、とても納得で、そもそも「ロミオとジュリエット」からのインスパイア作品だったと言うことも、観ていてやっと知った。
人種、移民、民族、性自認、男女、貧富、それらから発生する差別と対立と暴力と搾取、そして産み出され繰り返される不幸。
1950年代の時代背景が、現在でも少しも解決しておらず、いや、むしろ根深くなっていることへの憤り。
けっして、そんなテーマを押しつけようとしているわけではないが、しかし…。
今さらのリメイクだなあって思っていて、観ないでもいいかなと思ったが、アカデミー有力候補であると言うことだしってこともあって思い直して観ておいてよかった。
オリジナルのミュージカルも映画も観たとか観ていないか、そんなことは関係なく、この作品単品で大感動❗❗
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