未完の世界 Imperfect World

アーティスト佐々木久枝のブログ
自身の作品、生花と墨象を融合させたアートについて紹介。そして時々日々のこと。

2017年の年賀状

2017-01-16 13:21:02 | 作品
年々年賀状を出す人は減って来ているようですね。
確かにめんどくさいし、お金もかかるしetc....
私はギリギリに作るので、やはり面倒だなあと思う時もあるのですが、やはり作るのが楽しいのと、なかなか会えない友人の年賀状が結構楽しみでついやめられません。

昨年から自分の作品をあしらった年賀状を作り始めました。
印刷したものに知人の会社で箔押ししてもらっています。
会社のブログにも載せていただきました。
素敵な文章を書いてもらっています。
ありがたやー。

http://wakocards.exblog.jp/25133731/






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生を支えるもの

2016-10-05 10:45:10 | 作品
昨年から友人が何人か亡くなったりして、「生きること」や「死」について考えることが多くなりました。
暗くてごめんなさいね、思いついて書き留めておきたく。

私は作品に生花を使っているので、生と死は自分の作品には重要なテーマの一つです。
死があるから生がより輝きを持ったものになりますし、瞬間瞬間の輝きは生まれたても、最盛期も、朽ち果てる時も美しいものであることに変わりはありません。
死があるから生がある。生があるから死がある。
なんだか終わりのない言葉ですが、生死というサイクルがあることは当たり前すぎて普段あまり気に留めないことかもしれません。

「死が生を支えている」というのを誰かから聞いて、以前はピンとこなかったのですが、
よく考えたら、自分の細胞も新陳代謝を繰り返しているわけで、ある意味古い細胞が死ぬことで、新しい細胞が生まれてきます。
そこがうまくいかなかったら、どうなっちゃうんでしょう?
小さなことですが、これもまた、人間の体も毎日「死が生を支えている」のだなあと思います。

まだまだ深く掘り下げて考えられてはいないのですが、
生きていることはありがたいのだなあ、生かされているのだからより自分のことを大切にしようと思うのです。

朽ちかけのバラを使った作品。



写真は朽ちた白い彼岸花。オドロオドロシイかもしれないけど、私は美しいと思ってしまいます。


咲き始めた庭のさざんか
今日はどの子が咲いたかな〜?と眺めるのが楽しみの一つになってきました。



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何かやる時は多少のリスクがあったほうが面白い(まだ人生を語れるほど大きな人間ではないけど)

2016-05-26 12:31:12 | 作品
来週の今頃は展示の準備で大忙しだろうなあと思いながら、手持ちの分の作品をまだ作っている(汗)。

納得いく展示ができるかなあ、お客さんがたくさん来てくれるかなあ、全然来なかったらどうしようとか、考えてもしょうがないことが頭の中をぐるぐる回る。
開き直ってはいるけれど、どこかで気にしているんだなぁ。

初めてニューヨークで展示した時、過剰に期待しすぎていたなあと当時を思い出す。
その時はとても初めてなりに充実していて、自分でもがんばったし、楽しかったし、いろんなことがいい経験になった。
けれども、たくさんのニューヨークの人が見に来てくれるかも~、とか過剰に妄想が膨らんで、実際期待したほど、人が来なかったというか、1日数人程度。
でも見知らぬ人がウィンドーを覗いて入って、作品を見てくれたのはとても嬉しかったし、作品を見て表情が変わる瞬間を見たら、本当に感激して、ニューヨークまで来てやってよかったなあとすごく思ったりした。

でも自分が期待していた以上に人が来なかったので、私の作品がよくないからこないのかなあと、悲しくなって他の大きいギャラリーに行ったら、ほとんど人がいない。(パーティーの時は違うよ。)
それで、ギャラリーってそういうものだよね。私の作品は進化の必要はあるけど、ダメじゃないよねと変に納得して帰ってきたことを思い出す。

その後何回か海外でやるときは開き直るようになった。
万人に受けるような作品を作ろうとするのもおかしいし(というかできない)、そもそも人の動きは自分ではコントロールできないもの。これは日本でも同じ。

以前、ある人が「(海外で)人が来ないんだったらやる意味がない」と言っていたことを思い出す。
そうかもしれないけど、それを聞いてなんだか悲しくなった。
最初から決めつけてもしょうがないし、人が来なかったらそれはそれで、なかなかできない大きな経験になるのだ。

知人が「何かやる時は多少のリスクがあったほうが面白いですよね」と言ってくれた。
こわくなった時、思い出して自分を励ます。
海外での展示は大きなリスクがある。けど、自分がやりたかったらそれを承知でやるほうが得るものも大きい。

展示の成功というのは人によって違うけど、とりあえず、失敗してもそれは大きな財産になると思うのだ。
そして、一人でも喜んでくれる人がいたら、大成功だと思う。

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6/3-9までパリにて個展をします。

佐々木久枝 個展
(墨アートと生花)
「未完の世界 儚さにある果てしない一瞬」

Exposition personnelle
Hisae Sasaki
Sumi'art et Fleurs fraîches

Un Monde inachevé
-L'Eternel dans l'éphémère-


<会場>
ギャラリーメタノイア
Galerie metanoia
56 ,rue Quincampoix 75004 Paris
ポンピドゥーセンターの近く。


<会期>
2016,6/3-6/9
月~土曜日(Du Lundi au Samedi) 13:30-18:45
日曜日(le demanche) 13:30-17:00
最終日 16:00まで
Cloture de l'exposition 6/9 a 16h


<オープニングパーティ: vernissage>
6/3(金, le vendredi) 18:00から





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5/8のイベント

2016-05-10 19:28:26 | 作品
先日の日曜日に日野の新撰組祭りで、アートレイツさん企画の「庭画廊」にて、初ライブペイントをしました。
人前で制作したり、パフォーマンスするなんてありえない、絶対やらないと頑なに思っていたのですが、今年からその殻を破ってみようと思いました。(だって緊張するし、ボロが出る~とずーっと思っていたので。)
今回がその第1弾。
私のはささやかなもの。初回だからこのぐらいがちょうどいい。
製作中はとても楽しかったし、自信と気力が湧いてきました。
私もやればできるんだなあ。自画自賛~。
立ち寄って作品をじっくり見てくださる方もいて嬉しくて気持ちが上がりました。



イベントで残った花でアレンジ。
花に触っていると気持ちが落ち着きます。




パリの個展もあと少し、手持ち分のまだ制作が終わっていない(汗)
ギャラリーメタノイアにて、6/3-9まで個展をします。


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パリで個展をします。

2016-05-03 18:25:10 | 作品
6/3-9までパリにて個展をします。

佐々木久枝 個展
(墨アートと生花)
「未完の世界 儚さにある果てしない一瞬」

Exposition personnelle
Hisae Sasaki
Sumi'art et Fleurs fraîches

Un Monde inachevé
-L'Eternel dans l'éphémère-



<会場>
ギャラリーメタノイア
Galerie metanoia
56 ,rue Quincampoix 75004 Paris
ポンピドゥーセンターの近く。


<会期>
2016,6/3-6/9
月~土曜日(Du Lundi au Samedi) 13:30-18:45
日曜日(le demanche) 13:30-17:00
最終日 16:00まで
Cloture de l'exposition 6/9 a 16h


<オープニングパーティ: vernissage>
6/3(金, le vendredi) 18:00から



展示までまだまだ1年以上もあるなあと思っていたけれど、あと1ヶ月になってしまった。

2年前一度下見にも行って、なんとなく会場を把握していても、いざ作品の配置を考えるとなると難しいし、ついあれもこれもと欲張ってしまう。
作品はほとんど発送したものの、手持ち分がまだできてなくて、焦る。
どうしていつもギリギリになってしまうのかなと、自分に怒ってもしょうがないのだけど。

そしてパリには知人はほとんど皆無。
人が立ち寄ってくれるかわからないのに、自分でもよくやるよなあと思うのだけど、それでもいいからやってみたいと心の底から思うのだ。日本だと付き合いで来てくれたりする安心感があるけれど、海外で知人がいないとなると、私の作品に興味をもっているであろう人だけが来るから分かりやすい。
興味がなければ誰も来ない。ということになる。ちょっと怖いけど。

けちょんけちょんになっても、うまくいっても全ていい経験になると思う。

友達が言ってくれた「見えない求心力で全てが進んできたんだねー」という言葉に元気づけられた。
自分で言うのもなんだけど、私は割と運がいい方だと思う。
この求心力、あるのならまだまだ続いてくれー。



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