今年の梅雨は異常な長雨で豪雨続きだった。ここに来て、晴れ間が見えるようになり、蝉時雨が始まった。
クマゼミが競う合うようにして、けたたましく、合唱を始める。シャン・シャンと泣き叫ぶ。
昔はミン・ミーン蝉や油蝉が混じっていて混声合唱だったが、今は、クマゼミの独演会だ。
我が家の庭からも、蝉の抜け殻が散見される。
自然界にも変化が起きたのだろう。蝉しぐれに出会うと、騒音が周りの音を掻き消してしまう。
いよいよ真夏の到来を知らせてくれたのだろう。蝉しぐれは、季節の風物詩かも知れない。
やがて訪れる酷暑を、予告してくれているようだ。
石 鎚 山 の 天 狗 岳