その道を究めた人の話には、聴いていて含蓄がある。
ノーベル受賞者や文化勲章受章者等のコメントを聴いていて、いつも感じることである。
達人は自然に向き合う謙虚さであり、謙遜な姿勢であるのが分かる。
物事の本質を知れば知るほど、自然の奥深さに頭を垂れるようになるのだろう。
これは、科学・文化芸術等に限らず、諸行に通じることだ。
人は天狗になってしまっては、進歩が終わることを意味しているのだろう。
人は何事においても、誇ってはならないという戒めだろう。
倉 敷 ・ 大 原 美 術 館
その道を究めた人の話には、聴いていて含蓄がある。
ノーベル受賞者や文化勲章受章者等のコメントを聴いていて、いつも感じることである。
達人は自然に向き合う謙虚さであり、謙遜な姿勢であるのが分かる。
物事の本質を知れば知るほど、自然の奥深さに頭を垂れるようになるのだろう。
これは、科学・文化芸術等に限らず、諸行に通じることだ。
人は天狗になってしまっては、進歩が終わることを意味しているのだろう。
人は何事においても、誇ってはならないという戒めだろう。
倉 敷 ・ 大 原 美 術 館
「知識と知恵」は、人間にとって最高の栄誉と思って、若き日から研鑽を重ねてきた。
しかしながら、人生の晩年を迎えて、知識は単に知識に過ぎないことを思い知った。
習得した知識が生きる上で、どれほど役に立ったのだろうか。
見えぬところでは役立ったのかもしれないが、自己満足に過ぎなかったのだろうか。
あの知の巨人パスカルによると、「知るべきことが大海ほどにあるとすれば、全人類の知識は大海の一滴にも過ぎない」という。
知識は人を誇らせて、悪用すれば、人を傲慢にする恐れがある。神が創造された自然の前では、風の前にそよぐ葦のようなものだ。
知識が頭を垂れて、教養に昇華すれば、良しとしなければならない。知識は誇ってはならないものだ。
ア ヤ メ の 群 生
目は口ほどに物を言うというが、声も人の健康状態を表すといえよう。
相手の顔色を見れば、相手の健康状態が分かるように、声を聴けば、おおよその見当がつく。
声が大きく、明るく、弾んでいたら、まずは心身とも健康状態と見てよい。
病気をすれば、大きな声は出せなくなり、歌も唄えなくなる。声に張りが無くなり、弱々しく小声でカスレ声に変ってくる。
離れていても、電話の声で相手の健康状態を、感じ取ることができる。
明るい声は笑顔とともに健康のシンボルともいえよう。
藤 棚 の あ る 光 景
「失敗は成功の母」と言われたきたが、世間体を気にして、消極的になりがちだったように思う。
我々は、ついつい、先に失敗を恐れて、消極的になりがちで、後で悔むことがある。
失敗すれば、「反省」があり、「反省」が成功の女神を呼び寄せることがある。
歴代のノーベル受賞者は、異口同音に失敗を重ねて成功に導かれたと言う。
過日のドラマで、「やらないで後悔するより、やって失敗した方が、後々、悔いが残らない」というセリフが印象に残った。
失敗を恐れずに、積極的にチャレンジしてみることだ。一度限りの人生だもの・・・。
大 空 に 向 け て
パンデミックは世界各地に蔓延してきており、ウィルスと人間の戦いだ。
世界各地ではオーバーシュート(感染爆発)が発生して、ロックダウン(都市封鎖)が行われている。
恰も、宇宙戦争の様相を呈している。地球は一体となって敵に立ち向かう必要がある。
世界の感染者は261万人を超え、死者は18万人超(4.25現在)に及んでいる。
サーズやマーズでダメージを受けた台湾や韓国等では、素早い対応で事無きを得たようだ。
日本は後手後手に回っているように見えて仕方ない。超法規的な厳しい行動規制が求められる。
ゴールデンウィークは、「Stay Home」週間で、遊びたい誘惑に負けてはならない。
牡 丹 園 に て
米国が、コロナの発生源の中国に「中国コロナ」と揶揄するのは見苦しい。
世界が収束に向けて各国が協力し合うべきこの時期に、言い争うのは、如何なものか。
如何なる理由があるにせよ、WHOに対する援助金をストップするとは、大人のすることではない。
アメリカも、世界のリーダとしてのプライドを無くしてしまったのか。
今は兎に角、パンデミックの収束に全力を傾注すべき時だ。
世界各国が「自国第一主義」になっては、この先が思いやられる。
世界の一致団結こそ、いま求められている。
フ ジ の 新 芽
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンス号」の頃のウィルス対策としては、クラスター感染阻止に力点が行われた。
しかし、一旦は収まる気配と思われたが、日を追う毎に感染は拡がって、感染経路不明者が7割を超すに至った。
ここに来て、恐れていた「市中感染」の状態になってきた。
市中感染とは、何時・何処で・誰から感染したか分らないということだ。しかも、老若男女を問わず、感染するのだ。
我々もその覚悟を持って行動する必要がある。不要不急の外出は、絶対にしないことだ。
「外出禁止令」が出されたつもりで、行動すべきだ。
ア ヤ メ 瑞 々 し く
悪いことをすれば、隠したくなる。隠しても、いずれは暴かれることになる。
昔の人は、これを「お天道様が見てござる」と言った。
その時は誤魔化すことができても、後々、いずれはバレることになる。
国会で文書の改ざん、証拠隠蔽が厳しく追及された。
当局は、知らぬ・存ぜぬで逃げ切り、知らぬ顔の半兵衛を決め込んだが、いずれは白日の下に晒されることになるだろう。
改ざんさせられた人は自殺して、その妻が真実を追求することとなった。
隠しても、隠しても、「お天道様は真実を見てござる」を忘れぬよう願いたい。
石 楠 花 ふ ん わ り と
パンデミックは未だに収束する気配は見られない。
院内感染は増え、医療従事者の感染者が広がってきている。
関係者はコロナを撲滅するために、危険を顧みずに必死で努力されている。
国民の一部からは、感謝のエールが贈られている。国民全体が一体となって彼らに声援を送る必要がある。
医療崩壊が危惧されているが、崩壊は人類と医療の敗北を意味する。
しっかり彼らの奮闘に、エールと感謝を送りたい。
優 し く ・ 柔 ら か に
民主主義の代表的国家、アメリカ合衆国には理解に苦しむことがある。
まず第一に、銃乱射事件が続くことだ。銃規制を徹底すれば収まることではないか。
第二に、今回のコロナ・ウィルスの感染が急上昇したのは、おそらく、「国民皆保険」が承認されていないからではないか。
何故「国民皆保険」が否定されるのか理解に苦しむ。国民の健康には、共助の精神が必要と思うのだが、、、。
文化の違いといえばそれまでだが、文化の先進国にしては不思議な現象だ。
究極の文化は、誰もが安心して豊かに暮らすことではないか。
若 葉 と と も に 八 重 桜