「知即行」「行即知」は、陽明学の教え、「知行合一」が必要かつ十分な条件だろう。
知識はあっても、行動が伴わないことには意味がないということだ。
「知の学問」といわれる朱子学に対し、「心の学問」と呼ばれることもある陽明学は、中国の明代に、王陽明が興した学問であり、実践を重んじる。
現代社会にあっても通用する実践的な学問である。
世の多くの有識者は、口は達者だが、行いはどうだろうか。実践して初めて価値あるものとなる。
選挙における「公約」がそれに該当するのではないか。実行あって価値が産まれるのだ。
世の政治家達に言いたい、「言うは易し、行うは難し」と・・・。美辞麗句は不要、誠実な実践を望みたい。
瑞 巌 寺 境 内