日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

続・世界の日本人ジョーク集、早坂 隆、中公新書ラクレ309

2009年03月17日 | Weblog
昨年読んだジョーク集の続き。
大半はつまらないが笑えるものもある。

中でも日本と言えば車、カーナビのジョークは笑わせるが

音声応答のカーステレオつきの車を買ったアメリカのおねえさまの話:
音楽や歌手名で音楽をっ楽しむようになり、あるとき追突された。
思わず「馬鹿!」と叫んだら、
「それではブッシュ大統領の演説をお聞き下さい。」
と応えたと。
いやいや、今なら
「世界に誇るASO首相の英語をお聞き下さい。」
がよかろう。なにしろ先日のオバマ大統領との会見、
聞き取れずと記録されたと言うのだから、困ったもの。

ここで、ジョークを書いてはつまらないので、後は省略。

写真:庭のハーブも春の到来を見せる。

グーグルに勝つ広告モデル、岡本一郎、光文社新書349

2009年03月17日 | Weblog
サブタイトル「マスメディアは必要か」

タイトルに引かれてセンセーショナルなものを期待したら違った。
地道な議論で今後の広告業界のあり方を検討している。

「グーグルに勝つ」という意味で回答が示されているわけではなく、
広告というパイをどう分け合い、各メディアを活性化するか、
さまざまな議論が飛び交い、新聞雑誌は滅びる、テレビもあり方が
変わる、インタネットが全てをさらう、という風潮は本当か?
という問いかけであり、分析と今後の方向を見せる。

視聴率を発明して以来、現在のテレビ広告のディジタルな価値判断
がこれに依存してきたが、現在の視聴者の傾向は変化しており、
単純にはいかない。テレビの始まり頃は家族一同がTVの前に集う
ことで、あらゆる広告を全員が見ていると想定された。それが、
一家に複数台の受信機があり、さらに録画機能が普及して広告は
飛ばされるし、全員が見ているわけでもない。

広告を出す側もその効果に疑問を持ち出し、従来のように単純には
広告を集められなくなる。

グーグルはあらゆる情報を整理するという基本コンセプトを持つ。
この世に存在するTVコンテンツは人生をかけても参照することは
不可能な規模であり、綺麗に整理されたら新しい創作者は苦労する。
たしかに音楽は時間の芸術であり演奏者で違いが出るから、新しい
演奏を聴くということはあるのだが、クラシックを越える音楽作品は
なかなか生まれてこない。

といういくつかの解説はなるほどと説得力がある。

広告の打ち方は例えばFM放送を聴く人たちを分析すれば高額所得者
の集団を相手に出来るので、これとインタネットを組み合わせたら
という提案はひとつの解であるが、規模は小さい。

グーグルを越える発想が求められるのだろうが、なかなかすぐには
出てこない。いずれにしろインターネットの影響は避けられないし
じっとしていたらマスメディアは滅びる。
積極的に試みるべしということか。

写真:鏡台のしたの安住の地に寝ていたのに、
   写真をとるのかよ~~~と薄目をあけて嫌がる大輔。
   オリジナル松坂大輔大活躍の連想で登場!

文春四月号、かんぽの宿異聞、ひどい話だ、鳩弟

2009年03月16日 | Weblog
霞ヶ関コンフィデンシャル、さすが出色の裏話であるy。

日本郵政の副社長人事、團宏明郵便事業会社社長をごり押しで
日本郵政副社長に押し込んだのは、まさにこの人、鳩弟。

その材料にしたのが、かんぽの宿売却問題、
だが、そのストーリーを考案提供したのは
まさにその團御本人。
もちろん、元部下の連中がご協力。

鳩弟に材料を提供した後のことは、
表の報道から見るとまるで超善人の大臣だったが、
西川社長が御説明に伺うと、説明には一切耳を貸さず

「團を副社長にしろ」

の一点張りだった、という。

こういうあくどい腹黒さをメディアは一切報道せずに、
続くビル文化遺産問題でもまるで善人扱い

追記:なぜこの人事がおかしいと思うのかは、ただ一点、この人達こそ、
問題のかんぽの宿を作り続けてきた官僚であったわけで、自分達の作った
問題の処理をネタに改革を進める現体制をゆすぶり元のおいしい仕組みの
復活を企んでいるとしか見えないことである。

写真:上野のオオヒカンサクラ、満開。

これが日本最強内閣だ、文春四月号

2009年03月16日 | Weblog
読者33名政治記者84名アンケート
堺屋太一、御厨 貴、後藤謙次

まあ、こういうことでもして、遊ぶくらいしか憂さの晴らしようが
ないということか?
でもアンケートの発想は面白い。
例えば、塩野七生、五百旗 真、竹中平蔵、高橋洋一、佐藤 優、
などなど、なるほどこの人なら担当はこれと分かるような適任で、
うむむとうなる発想多発。

アンケートの結果を踏まえて鼎談で組閣したのが
奥田 硯(トヨタ相談役)内閣。
なんと、
橋下総務、桜井よしこ外務、小泉財務、寺島実郎文科、前原誠司防衛、
中川秀直経済財政、渡辺善美行政改革など、仰天の面白内閣。
他にもいろいろあるのだがコレができれば日本も良くなるだろうねぇ。

全貌は本屋の店先の平積みを立ち読みしてください(笑)。

写真:噴水の虹と緋寒桜満開。
   虹はまるでヨットの帆、風で水しぶきが飛び散る瞬間芸。
   上野公園、西洋美術館でルーブル美術館展開催中。



かんぽの宿」騒動に見る“既得権死守”勢力の巧妙かつ公然たる反乱

2009年03月11日 | Weblog
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/politics/2009031104-diamond.html
ようやく、鳩弟大臣のあほさ加減をきちんと批判する記事が出た。

要するに背後に利権を持つ官僚のうごめきがあるということ。
最初から分かりきっているが、麻生首相と共に官僚の扇動に軽々と
乗ってしまったお方。
官僚出身の金融3大臣と一緒に、改革の後戻しと利権防衛をやらされて
いるのがまったく分かっていない、まさに裸の王様。

こういう破滅的なおつむの人達が日本の政治を取り仕切っているという
恐ろしい現実である。

もう、リセットしかない。

写真:ヒマラヤユキノシタ、
   義兄による実家の早春の花シリーズ

わが国の政治もリセットすべし。

2009年03月10日 | Weblog
米ロ関係のリセットとはよく言うよとは思うが、前政権でぼろぼろになった
信頼関係をこの際リセットして、というのはうまい。
更にロシア語スペルミスのスイッチに積み上げるという意味があるというのは
意味深。お互いのジョークが面白かった。

さて、日本の政治は田中角栄、金丸流の古典的政治資金集めのからくりが
白日の下にさらけ出されかけており、民主党トップ交代も時間の問題か?
あれを従来流儀で言いくるめてしまうと、民主党も持たないだろう。
ここは与野党双方がリセットボタンを押すべき時ではないのか?

世界は強欲資本主義からのリセットの苦しみに喘いでおり、輸出資本主義も
崩壊して日本経済もどん底を這いずり回っている。

小泉引退に歩調を合わせて、ジェネレーションのリセットをすべきなのだろう。
規制緩和の行き過ぎと叫んだり、株主とはいえ企業運営に無体な横槍を入れる
ような時代認識を問いたい大臣達も、リセットに含めてもらいたいものだ。

リセットの具体的行動はまさに総選挙である。
慌てて返金するとかいう今回の金権関係者の立候補を与党は禁止すべきだ。

写真:一週間で開いた庭の梅の花。
   つがいの鶯がきて、花をつついていた。写真は撮れず残念。

フィンランド 豊かさのメソッド、堀内都喜子、集英社新書0453B

2009年03月08日 | Weblog
フィンランド留学とその後の仕事のかかわりの体験記。
日本から九州を除く位の国土に北海道全体位の人口500万人。
北は北極圏、森と湖の国。とにかく綺麗。学生を大事にする。
学校の仕組みが実に面白い。年次の定義がなく、とにかく単位を
とれば資格ができる。卒業式は高校だけ、そのほかは資格認定の
雰囲気。実に現実的でユニークな仕組み。これが、教育レベル
世界一。最近は世界中から視察が絶えない。

500万人だからできること、とまずは考えてしまう。
政治も教育も、一億数千万人の日本と、この国やニュージーランド、
シンガポールなどとを同じ基準で比較するのはナンセンス、これで
おしまいにしてしまいたくなるが、この本のリアリティイは
数年間学生としてその良いところ、困るところを実感として書き表し
たところだろう。

まず、フィンランドの歴史的な特徴は、ナチス、ロシアに蹂躙され、
スウェーデンからも頻繁に圧迫されてきたこと。
そして、実に変わった言語。発音はローマ字的、日本語と良く似た
違う意味の単語。一番有名な単語はフィンランド発祥のサウナか。
シカ=ブタ、スシ=オオカミ、カナ=ニワトリ、ココ=全体、
プー=木、これらは前がフィンランド語、後ろが相当する日本語。

敬語が極端に簡略、年齢や仕事の上下関係が希薄で誰ともファースト
ネームで呼び合う。家族の自立心も独特で子供との世代同居が無い。
そして、男女同権というか、極めて自然な女性の社会的自立。
大統領も首相も女性と言うこともある国。

実生活を通して見てきたフィンランドは、留学生には実に居心地の
よさそうな国だ。
高い税金とその見返りの手厚い福祉、行政の透明度、国民の納得する
政治。ここらは、この国の規模だからできると思いたくなる。

面白いエピソードの一つ、ハンカチが存在しない。全てのトイレには
紙が準備されているので、ハンカチを売る店も極端に少ないし、持ち
あるかない。ロシアへ行ってフィンランド人が困ることの一つがこれ、
著者のハンカチをみて、それはいいアイデアだと騒ぐ。

そして極めつけは赤ちゃんのお昼寝、零下10度の寒い日も赤ちゃんは
乳母車に乗って、外でお昼寝する。もちろん、厚い防寒着に包まれて
いるのであるが、日本ではまず考えられない。当然、アメリカで同じ
ことをした両親は育児放棄と幼児虐待で逮捕されたと。

所変われば文化が変わる、ヨーロッパの日本と言われる実は変った国。
日本とはロシアをはさむ隣の隣。もっと親交があってもいいのかも
しれない。

写真:ウグイスカグラ、これは実物を見たことが無い。
   義兄による熊本の実家の早春の花シリーズ。

突然閃いた、小沢つぶしはアメリカ?

2009年03月04日 | Weblog
第7艦隊位しか要らないという小沢発言には、本音のところで賛成なのだが、
一番困るのは日本より、アメリカ。今回の献金疑惑の仕掛けは海の向こうから
とふと思ってしまった。事実は絶対に見えることではないが、麻生がやる手
とは思えない気がした。裏によほどの仕掛けがあるのかなと、考えていた。

こう思ってしまうと、つじつまを合わせたくなる。

選挙で小沢民主党が政権をとり、日米安保のあり方や進駐軍撤去の話、
外交的にも、対ロ、対中と対米のバランスをとる、目覚めた日本外交の
恐れ。先日もクリントン国務大臣への突き放した態度、悪い芽を摘む。

フォーサイスやさいとうたかを、それこそ佐藤優君に聞いてみたい話である。
写真:寒菖蒲、義兄による。

馬鹿野郎川柳

2009年03月03日 | Weblog
ガラにもなく、サラリーマン川柳の類を考えた:

 爺さんは 馬鹿野郎と言い 孫言われ

 馬鹿野郎 爺さんは口 孫頭

突然の小沢金権問題で民主党も大騒ぎ。
金丸の一の子分だからねぇ、大いにありうる話。

これで、給付金をやめて解散したら孫も勝てるかも、
その後が空恐ろしいことになりそうだが。

鳩弟、建替えの件、世論に問いたいと言い放った。
ここは西川さん辛抱のし時、どうみてもあのビルを
無理無理残して税金の無駄使いはやめてもらいたい。
外側の雰囲気を残すくらいで、文化遺産の意味は残るよ。
会社の経営をしている現場の責任者に無理難題をふっかける
悪代官そのものに成り下がっている事に気がついていないね。

世間はきつねぇ、すでに麻生、鳩弟で小泉郵政改革を止める手段
西川さんをおろして、官僚を社長に据えるためと言い出している。

全部見えている人が選挙をするのです。
秋葉原の若者も既に心が離れているという報道、昨年から。

写真:ミツマタ、花は初めて見ました。
   写真は義兄、続きます。


舛添厚労大臣の罪作り

2009年03月03日 | Weblog
厚生労働省の年金に関する調査の結果は、大臣のミスリードで
あったという報道。なにそれ?
年金問題色々あったが、どこが本当でどこが嘘?
マスコミも飛びつきすぎたという文言もある。

麻生、鳩弟の流れに乗って官僚からの反撃が広がるのか?
政治はもう完全に崩壊している。麻生は解散してしまって
選挙をやり結果負けて退陣しかないような気がする。

爺さんは馬鹿野郎と質問者に暴言を吐いて退陣したが
孫は人から馬鹿野郎といわれ続けて解散かと、皆さんが
書く前に書いておこう。

写真:熊本の実家の庭の木瓜、これでボケと読む。
   言葉の割には綺麗な花だが名前の由来は何?
   写真は例のごとく義兄による。おみごと。