広小路歯科 院長の雑記帳  (豊橋の歯科医院)

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この3年は何だったのか 【臨床歯科医の見たコロナ禍 その4】

2023-05-13 08:41:35 | 臨床歯科医の見たコロナ禍シリーズ
【9月入学派が顔を出す】
2020年の2月終わりに全国の学校が一斉に臨時休校することになった。
4月の新年度でも状況は変わらず休校が続き学習の遅れなどが話題になった。

すると何故か”9月入学派”が沸いて出てきた。
9月入学にすれば学習の遅れも解決し、国際化にもつながると言うのだ。
「国際化」とか「欧米では」などと言うもっともらしい事を言って日本の歴史や伝統を壊しにかかる人たちには注意が必要だ。
(と、言っても学校制度で4月入学は近代100年程度の話で、約2700年の日本の歴史としては最近の事である)

(9月入学議論 賛成で一致 東京都知事と大阪府知事 NHK政治マガジンへのリンク)

3年も経つと忘れている人も多いが、まるでコロナの打開策の様な口ぶりで主張していた人たちがいた。
私から言わすと思考停止に陥った知事たちが半年間のモラトリアム(猶予期間)を得ようとした詭弁に聞こえてならない。

当初から私は2~3年の覚悟が要るなと思っていたが、半年先送りにすれば何とかなると考える勢力がいた。

今回の話を書こうと検索していたら、この件に関する総括した文章に出会ったので紹介しておく。
(9月入学導入の見送り ― 新型コロナウイルス感染症拡大を契機とした議論を振り返る ―  竹内 健太(文教科学委員会調査室)PDF)

このような総括はとても大事で、良く纏まった資料である。
一時は文教族や知事たちに乗せられて9月入学に前向きだった当時の安倍総理の慎重さが良く窺える。

やはり春夏秋冬と季節は巡る。
秋冬春夏ではないのである。


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