食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

ビンラディン

2011-05-03 06:30:11 | 日記
 ビンラディンが殺害された。


 語気を強め、反芻して言う。 成果はあった。


 第二のビンラディンがでる可能性があろうが、テロ組織集団の復讐心を助長しようが、今回彼が死んだことにより、我々の心を取り巻いていた社会不安、無差別テロに対する焦燥感のようなものは取り除かれた。


 ヒットラーを殺すとき、第二のヒットラーの出現を考えるだろうか?


 我々は、文明国に属し、現代文化を享受しているのである。


 それらを全否定し、歴史、時間の河をせき止めるような、悪辣な行為に対しては、一つ一つ潰していくほかない。


 エジプトやチュニジアの独裁政府が崩壊したとき、歓喜にあふれる若者で街は埋め尽くされた。


 これら独裁政府は、アルカイダ等、テロ集団を抑える側であったことを鑑みるなら、あの喜びは、イスラム原理主義の勝利を意味するものではなく、自由を勝ち取れた狂喜を意味するものと考えられる。


 「 テロ組織との戦いは無意味だ 」などと、まず自分は安全な場所を確保しておいて、社会を撹乱させるような発言をする無責任な評論家がいるが、そういう方々は、北朝鮮でも、トルクメニスタンでも、ジンバブエでも、南米の軍事独裁政権にでも行ってくれ。