このところ、話題を振りまいているのが、二世議員や三世議員。
麻生首相、
辞任した中川議員、福田元首相、安倍元首相。
・・・・
少し書き出そうと思ったが、インターネットを検索してみたら、既に調べている人がいたので、ここを参照:
http://www.notnet.jp/data02index.htm
このURLからの引用文:
◆二百の家系による日本支配◆
この構造は変わらない。
2世・3世議員の累計では、衆院の全議席480中185議席(38.5%)。
(前回の調査では、衆院の全議席479(欠員1)中181議席(37.8%)。)
●自民党は244議席中126議席(51.6%)(前回は241議席中126議席(52.3%))
●民主党は176議席中 48議席(27.3%)( 〃 125議席中 32議席(25.6%))
●公明党は 34議席中 3議席( 8.8%)( 〃 31議席中 2議席( 6.5%))
●共産党は 9議席中 2議席(22.2%)( 〃 20議席中 2議席(10.0%))
●社民党は 6議席中 0議席( 0.0%)( 〃 18議席中 1議席( 5.6%))
●無所属の会 1議席中 1議席(100.0%)( 〃 4議席中 2議席(50.0%))
●無所属は 9議席中 5議席(55.6%)( 〃 9議席中 4議席(44.4%))
●自由党は 解 党 ( 〃 22議席中 8議席(36.5%))
●保守新党は 解 党 ( 〃 7議席中 3議席(42.9%))
●尊命は 議 席 な し ( 〃 1議席中 1議席(100.0%))
この内訳は、
4世3名。3世41名。1世代とび3世、2名。2世128名。1世代とび2世11名。
(前回調査では、
4世3名。3世34名。1世代とび3世、3名。2世128名。1世代とび2世13名。)
これで浮かび上がるのは、小選挙区制によって小地域ごとに威をふるう二百ほどの「家系」によって国会が寄り合い維持されているという姿である。 私たちは前回、小選挙区比例代表並立制は、世襲制を維持できる構造を肥大させる仕組みであると指摘し、最も端的なのは社民党で、早晩消滅するのみ。特殊領域政党の公明、共産もこの家系制度内に食い込み得ない。二百の家系による日本支配は選挙を重ねるごと、算術加算的に強固に凝集していく、と述べた。まさにそれが現実となった。
衆議院の約4割が、二世・三世議員で占められている現状。
同じように二世・三世で占められている世界:
・医者(授業料が高く、サラリーマン家庭での負担が大きいためか)
・外務省職員(外交上の品格を落とさないためか)
・他にもあるが・・・・
この二世・三世議員問題を解決する為には、
憲法14条の「すべて国民は、法の下に平等であつて(中略)門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」規定や
同44条の「両議院の議員及びその選挙人の資格は(中略)門地(中略)によつて差別してはならない」において「門地の差別」に該当する
等をクリアする必要がある。
制限を加えると憲法違反の可能性があるという厄介な問題である。
でも、国会議員は、国家試験のように、試験に合格しないと出馬できないぐらいにはできるだろう。
麻生首相のように、「頻繁(ひんぱん)」を「はんざつ」と読むレベルや、
中川元大臣のように、「渦中(かちゅう)」を、「うずちゅう」と読むレベルは、クリアされると思う。