1日外出録ハンチョウ(3) (ヤングマガジンコミックス) | |
荻原天晴 | |
講談社 |
本日発売の荻原天晴先生「1日外出録ハンチョウ」3巻を読みました。
面白かったー。捧腹絶倒です。
地下深くの強制労働施設に収容されている主人公は、数か月に一回程度地上への外出権を獲得します。
地上での自由時間は24時間。
その24時間をいかに楽しみ尽くすか・・・というのが本作品のテーマです。
健康ランドご飯、名古屋めし巡り、囲炉裏の秋刀魚、ミッシュマッシュの謎・・・地上にいれば特段普通のグルメの数々が、主人公の楽しみつくす姿勢の前では極上の娯楽に昇華します。
本巻の焦眉は何といってもお泊り回。
外出したものの異常寒波に見舞われた主人公たち3人は、元同僚の部屋に転がり込みます。
狭い古アパートの一室、男四人で過ごす24時間。
麻雀、宅配ピザ、コンビニ、酒盛り、モノポリー、銭湯、大判焼き、ささやかな娯楽が男たちに至高の時間をもたらします。
そして小さな恋バナの行方はいかに・・・。
幸せはなにげない日々の暮らしの中にこそある、クスゲラ笑いの中でじんわりそう感じさせてくれる傑作です。
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