ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

「僕らのごはんは明日で待ってる」は家族のあり方に考えさせられる傑作

2017年06月05日 | 絵日記
僕らのごはんは明日で待ってる (幻冬舎文庫)
瀬尾まいこ
幻冬舎

瀬尾まいこ先生の「僕らのごはんは明日で待ってる」を読みました。

面白かったです。しみじみ泣けました。

兄の病死を境に人とのかかわりを断ち、たそがれた学校生活を送る高校生の主人公。

そんな主人公の閉ざした心の扉をあの手この手でこじ開ける同級生の上村。

中学の時から好きだった、そう告白する上村に惹かれ二人は交際を始めます。

大学社会人と付き合いを深める中、様々な試練が二人を襲いますが・・・というお話。

「私ね、家族を作るのが夢なんだ。」繰り返し語る上村と受け止める主人公。

いつもながら瀬尾まいこ先生の作品は全ページから愛が溢れています。

ほんわりしんみり静かに感動しつつ、家族のあり方についてしみじみ考えさせられる傑作です。


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