とがしのこんな一日。

日常生活の何気ない事柄や思った事、見つけたこと等を紹介していきます。

工房の塩作り紹介:其の二【濃縮釜】

2009-07-10 20:35:12 | 塩作り
 目の前の日本海からポンプで海水を汲み上げると、外にある平釜に…
この外釜では主に杉間伐材・建築廃材などを燃料にして、この薪を焚く熱でグツグツと海水を沸騰させて濃縮していきます。
これだけは…ぃゃその他の工程もですが地道な作業ですが、薪の火加減をみる事はなかなか大変です。当然ず~っと見てるだけでは無く、運ばれてくる間伐材もとても大きく乾燥しているわけではないので、チェンソーで釜に入る長さに切って、薪割りして自然に放置しながら乾燥させていかなくてはなりませんし、燃やすにしてもちゃんと火加減上手にしないと・・・ただ平釜が痛んで壊れてしまうので・・・
『ボコッ!!凹』こんな風に…

『塩作り紹介其の二今日はまずこの辺まで…【外釜と薪割り編】でした。』

 海水の塩分濃度は2.7%~3%弱。要するに単純計算すると、1000ℓの海水から27kg~30kg弱の塩が出来上がる……と言う事で、1tの海水からは10数kgしか作れないなんて事はありません。ちゃんと出来ます!当工房の塩の生産量は、季節により波があるので正確には伝えられませんが、結晶のなりやすい6月頃~9月頃までは一日の生産量:約100kg程です。
~11月頃と春の3~5月は75kgほど。
冬は・・・とても気温や天候などもあるので年中無休の塩作りではあるものの3日~4日位に一度結晶化させられるくらいで、生産量は激減してしまいます。
一日平均にすると25kgほど・・・。
だから思ったより冬の塩作りはシビアな世界ではあります

 でも自然をそのまま感じて自然を生業(なりわい)に出来るという事は、今となればとても幸せなんだと実感していますそれでは続きます。。。

工房の塩作り紹介:其の一【海水汲み上げ】

2009-07-10 20:11:08 | 塩作り
 7月10日。昨晩からお昼事までは波風があってなかなかの悪天候ではありましたが、夕方はとっても綺麗な夕日を眺める事が出来ました。。。私は新潟方面の営業でしたが今日も熱意のある方と新しぃ出逢いがありました!感謝!

 そして昨日に引き続き…工房の塩作り…昨日は前書。今日は【其の一】と言う事で
は工房のすぐ下の海、日本海。と鼠ヶ関弁天島(山形県)です。
この海水をポンプで汲み上げて塩作りの原材料になります。ここでとれる魚貝類は間違いなく美味しい
しかも今の時期、天然もずく・岩カキ・サザエ・あわびは最高~です!
 そしてその海を育ててくれるのは…そぅ昨日もちょっと書いた工房裏の沢水(山水)・・・そのバランスが大切です。海岸線ドライブしていても『お!?いい海だな…』と思うところには、小さくても沢があったりするんですょ。。。その微生物たちが働いている海水100%!・・・あえて近海である理由もず~っとこの自然と共にしてきたから安心して塩作りに使います。

・・・写真が一枚ずつしか添付できないので・・・続きにします【其の二】へ