A.himeのフォト日記

日常の思ったこと、感じたことを自由に気ままに・・・
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ポンペイ最後の日

2007-04-15 | 思い出
中川先生は給食が終わると、机の上を片付け、座ったまま手を枕に寝る姿勢をとらせるのでした。そして、昼休みに放送されている音楽のボリュームを下げて、本を読んでくれるのです。先生の朗読でうとうとしたり、眠ってしまってもかまいません。とにかく、静かに伏せていると、頭の上を中川先生の本を読む声が通りすぎていきます。

いろんな本を読んで下さったと思うのですが、遠い昔のことで、今はもう覚えていません。ただひとつだけ「ポンペイ最後の日」だけは強く印象に残っています。

ヴェスヴィオス火山が大爆発し、一夜にして消え去った古代ローマの町ポンペイ。その火山の噴火とそこに住む人々の暮らしと滅びてゆく過程をドラマチックに描いた小説だったと思います。先生の読み方も迫力があって、ぐいぐいとお話の世界へ引き込まれていったのでした。

大人になって、古代ローマやポンペイの話題が出るたびに小学生の頃、担任の先生に読んでもらった本『ポンペイ最後の日』を思い出します。もう一度、今度は自分の目で、読んでみたいと思いながら・・・


訪問ありがとうございます。

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