ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

はしかの年間死者数、初めて10万人下回る 国連

2017-10-27 18:36:38 | 新聞記事など
はしかの年間死者数、初めて10万人下回る 国連

はしかに関する記事がありました
「はしかの年間死者数、初めて10万人下回る 国連
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171027-00000006-jij_afp-int」


 記事によると「国連は麻疹(はしか)による世界の年間死者数が2016年に初めて10万人を下回ったと発表した。」とのことです。さらに「年次報告書は、2000年以降に予防接種55億回分のワクチンを配置したことが死者数減少の最大の要因となっている」「世界は、麻疹の地域的根絶という目標の達成にはまだほど遠い」とのことです。
 国内では発生すれば、それだけで話題になるほど日本では少なくなってはいますが、ワクチンを接種しなければ多くのこども達が死亡する病気です。
 「麻疹なんか流行が無いから予防接種しない」というお母さんがたまにいます。また、医師によっては麻疹について知らない不勉強な医師もおり、群馬県内でもワクチンが不要と説明している医師が居るようです。
 幸いなことに麻疹自体は予防接種で減ってきていますが、なくなってはいません。世界で麻疹により亡くなっている人が9万人以上いるわけです。これを多いと感じる人と、少ないと感じるひとがいるとおもいます。私は、少なくないと思いますし、子どもが死亡する可能性がある病気です。自分の子どもが麻疹になり死亡する、もしくは、死亡しないまでも感染して、それを友達に感染させて友達が死んでしまうかもしれないのです。そう考えればワクチンは必要だと思います。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

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