さいきんの流星光
元漫画家 流星光(ながれぼしひかる)の雑記ブログ/Amazon商品のアフィリエイト広告があります。
 



現在、「ZUBA!」ネーム中。
まだ出来ません、ネーム。

時間を無駄にする病が、再発しております。

再発って言うと、
「いっかい治ったのかよ!」と突っ込まれそうで申し訳ないのですが…

ええ、治ってませんよ。
忙しい時に限って、この時間を無駄にしてしまう病の症状が出てしまうんです。

最初に予定を立てて
「うわーギリギリだなー」
なんて思っていたくせに、
平気で1日~2日分くらい、まったく何もしない時間をつくってしまうのです。
それが、もとから決まっている必要なプロセスであるかのように。

世の中のプロと呼ばれる人たちって、やっぱスゴイなと感心します。
ミステリー作家・夏樹静子さんの昔のエッセイ集を読んでいたら
「机に向かったら、すみやかに仕事に入る」
なんて何気なく書いておられます。

あのクラスの、みんなが名前を知っているような人たちは、
そういう事が出来ることが前提というか…
まず、そういう事が出来ることがプロと呼ばれる条件なんでしょうねー。

そういう観点からみると、
自分はよく「プロの漫画家です」なんて他人に言えるものだなと、
その大胆不敵さ厚顔無恥さに、むしろ感心しますわ。

今度から「プロもどきです」とでも言おうかな。

机に座ったらすみやかに仕事に入る…
これが出来るまで、僕は「プロもどき」と言うことにします。



夏樹静子さんのエッセイ集『幸福な罠』には、
こういう事も書いてある。

しかし、忙しいことが果たして充実することなのか、
と、そんな素朴な疑問に、近頃ようやく思い至った。
考えてみれば、忙しいことは美徳でもなんでもない。
文字通り、忙しいとは「心が亡ぶ」と書く。


(中略)

きっとゆっくり生きたほうがむしろ人生は長いのだと、自分にいい聞かせている。

なるほどねー。
ゆっくり生きたほうが人生は長い…か。
考えさせられる言葉です。

でも、僕がスケジュールが詰まっていても、のんびりするのは、
ゆっくりしている事になるのだろうか?

そのエッセイ集の1ページ前に目を移すと、耳の痛い文章があった。

たとえば人にお金を借りて、すぐ返せなくても、努力すればいつか返せる時もくる。
しかし、自分の不注意で人の時間を無駄にさせてしまったら、二度と償えない。


これは夏樹さんが子供の頃、お父さんに言われた言葉だそうだ。
これは耳が痛いな~。

僕は編集さんの時間をどれだけ無駄にしただろうか…。
向こうも確かに仕事だけど、
ネームを送るのがいつも土日にかかってしまう。
ひょっとして、僕のネームを見るためだけに、編集さんは出社しているのか?
なんて考えたら…。

そんな事ないかな?

でも、今回、ネームは先週の金曜日くらい(連休まえ)には上がる予定だったのが、遅れに遅れて今日(連休最終日)になってもまだ出来ない。
ひょっとして編集さん、連休中、どっか旅行にも行けずに僕のネームを待っていたかも…?

そう考えると恐ろしい。

けっきょく最終日になるのであれば、連休前にそう言ってくれよ!
という怒りの声が聞こえてきそうである。

とにかく…
こんな長文のブログを書いてたりする事で時間を無駄にしているのは間違いない。
早くネームをすすめるとしよう。



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