さいきんの流星光
元漫画家 流星光(ながれぼしひかる)の雑記ブログ/Amazon商品のアフィリエイト広告があります。
 






こないだランニングしようと思って走り出した。

走り出したとたんに話しかけられた。

「この辺で銭湯ありませんでしたっけ?」

頭髪は真っ白。

そうとうの年よりである。

自転車にまたがっている。

その地点から、最も近い銭湯は…天狗湯…だったかな?

「天狗湯、ですか?」

と質問してみる。

「いや、天徳湯」

断言する。


………天徳湯?

僕の記憶が確かならば、

天徳湯は、ここから駅に向かって行って、

駅を通り越して、ちょっと行った場所にある銭湯である。

この近く、ではない。


でも僕は瞬間的に、

「天徳湯?それなら、ここから駅に向かって行って駅を通りすぎてしばらく行ったところですよ」

と教えた。

その老人は、礼を言って去っていった。



僕は、ふたたび走り始めた。

だがしばらく頭の中は、僕が教えた銭湯についてであった。

あの場合、あそこから最も近い銭湯である天狗湯を教えてあげるべきだったのではないか?

そもそも、僕の中で、銭湯の名前があやしい。

ひょっとして、天狗湯と天徳湯、逆に記憶していたのかもしれない。

ならば名前を基準にして、その老人が探し求めている銭湯を決めつけるのは間違っている。


僕はいったいどうすればよかったのか。

正解は、おそらく…


「ここから一番近い銭湯は天狗湯という名前ですが、天徳湯は、ここからかなり遠いですけどどっち教えますか?」

と聞くべきであった。

とっさにその判断ができずに、訳わからんことをしてしまった。


僕はいつもそうだ。

道を聴かれて、ちゃんと対応できた試しがない。

いつも、遠回りの道を教えてしまったり、

当人が目指す場所でない場所へ誘導してしまったりする。


みなさんも、気をつけていただきたい。

人に道をたずねて、あーそれはこうですよああですよなどと、

知った風に教える人の言葉をうのみにしてはいけない。









ああ僕はだめだ。

いつも判断を間違う。

とっさに正しい判断ができない。




人の命を左右するような責任ある判断を任されるような

重要な仕事はできません。




いてもいなくても人々の暮らしにはみじんも影響のないような、

そんな道路の転がる石つぶのような暮らしをしていくしなないのです。




…追伸。

家に帰ってから調べてみると、

天狗湯と天徳湯の名称と場所の記憶は、

僕のもので間違いはなかった。


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コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
Unknown (ぴのこ、)
2017-06-29 14:22:45
これは9時ですか?

あー、日記を読んで、わかるわかると思いました。
後で思い返して、もっとわかりやすく教えられたのに!
って思うことあります。

しかし、最近は道を聞かれることは全然ないですね。
よく聞かれたのは、学生のころです。
なぜ最近聞かれることが無いんだろうと考えたら、
圧倒的に車移動が多いからかも。
 
 
 
Unknown (流星光)
2017-06-30 10:45:32
>ぴのこさん

わかっていただけますか!

戻って、また教え直したこともあります。

それでも自信がないです。

結局、説明べたということか…^^;
 
 
 
Unknown (流星光)
2017-06-30 10:46:09
>ぴのこさん

これは、クジです。
 
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