さいきんの流星光
元漫画家 流星光(ながれぼしひかる)の雑記ブログ/Amazon商品のアフィリエイト広告があります。
 




僕は、誰かが亡くなったとき
何と言っていいのか分からない。
だから僕は、何も言わない。

なんか…モゴモゴ言ってるふりをしていると、向こう(遺族)がお礼を言ってくるので、それに合わせて何か言う。

「ご冥福をお祈りします」とか言えない。
「ご愁傷さまでした」も言えない。

そんな言葉、ふだんから使ってない。意味とか語源も、よく知らない。
そういう言葉を使ったとたんに「こう言っとけばいいんでしょ?」という計算をしている自分がいるような気がしてくる。

「安らかに眠ってください」とかも正直に言うとダメ。
「眠る」って何だよ!と自分に突っ込んでしまう。
死んでるのであって、眠っているのではない。

「天国から見ている」という考え方もできない。
お葬式の時には、ちょっと上の方から故人が見ているという考え方が主流みたいだけど…お葬式とかでご遺族にそう言われた時、どう答えていいか分からなくなる。

僕は、人が死んだらどうなるかを知らない。
おそらく世の中の誰もが知らない。解明できていない。
そういう不確かなことを、人の死という現実の前で口にできないのだ。
そういう不確かな会話をしたとたん、その人の死がかすむというか…現実でないかのような空気にまぎれてしまう気がしてならない。


ネットで検索しても、答えを見つけるのは困難。
そのほとんど全てが、宗教的な思い込みによって支配されているからだ。
確実な科学的な証拠をもとに書いている意見など無い。

魂(たましい)とは何か?
魂というものは、存在するのか?

答えは、分からない。
そうしておこう。
それがもっとも科学的な答えだと思う。

だけど僕の考えは、人間は死んだら何も残らないというもの。
心も魂も脳が作り出したものである。
脳が活動を停止すれば、すべてが止まる。
人間の脳は、発達しすぎて余計なことを考えすぎたのだと思う。
その余計なことが、いま人類をおびやかしている。
「危ない危ない」と言っているのは人間だけ。
本当にヤバくなって、人類が滅亡したら…
また純粋な食物連鎖が地球に戻ってくる。

人類は、「発達」という不治の病に脳をおかされた動物なんだと思います。
病気というより突然変異か…。
この突然変異は、生物として成功だったのか?

人類の歴史は、まだまだ短い。
成功か失敗か…まだ結論は出ていないと僕は思っている。
脳は発達したものの、体力は動物界で最低。
一般の人類は、一部の有能人類が発明した利器を使わなければ、チンパンジーとの知恵比べにも勝てないのではないか。

滅亡したら、地球の歴史の中でもごく短い間だけ栄えた種ということになりますね。
ま、それもアリかと思います。





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コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
 (架空)
2008-08-08 21:30:09
・・・お辞儀だけでもいいでしょうし、
生前は大変お世話になりました。
・・とかでもいいんじゃないでしょうかね?
遺族の方に気持ちは通じると思いますよ。



・・・・何度も書きますが・・
私は無になるのを考えると、怖くて仕方が
ないんです。
永遠に、この意識が無くなるんですよ。
人間の心理として、その事を考えて怖く
ない人は少ないと思います。
今、またちょっと、その永遠の無を想像
しただけで、怖くなって止めましたw


だから魂というモノが存在して、
死後の世界や転生があったらいいと
切に願います。
・・・でないと、いくらみんな一緒とはいえ、
死を怖がって生きる人生になってしまいます。
(私の場合は・・ですが)

それよりも、次の世界の存在を信じて、
(実際、私は今それを信じていますが)
「死は怖くない。その時が来れば受け入れよう。」
・・・という考えで、死の恐怖にあまり囚われる
事なく、生をまっとうしたいです。

 
 
 
逆にいうと (架空)
2008-08-08 21:52:26
死んで無になった時の事を
どれだけリアルに想像できているか、
また、そんな事など考えても仕方ないので、
ほとんど考えたり想像したりしてないのか・・
わかりませんが・・・


死んだら無になるんだ!
死んだらジ・エンド!
おしまいだよ!w
生きてる間、精一杯生きるだけさ!

・・・って感じで生きてる方は
すごいなぁ~
漢だな~
・・・って思いますよ。
マジで。
 
 
 
Unknown (流星光)
2008-08-09 01:39:09

>架空さん
>・・・お辞儀だけでもいいでしょうし、
>生前は大変お世話になりました。
>・・とかでもいいんじゃないでしょうかね?

な、なるほど。
どうも不慣れな人間は、そういうところに思いが巡らないんですよね~(^^;)

>・・・・何度も書きますが・・
いや、僕の方こそ何度も同じような記事を書いてしまって
申し訳ないと思ってます。
「発想を得た!」と思って書いてみると
以前書いたものとほぼ同じだったりして…。

>私は無になるのを考えると、怖くて仕方が
>ないんです。
>永遠に、この意識が無くなるんですよ。
>人間の心理として、その事を考えて怖く
>ない人は少ないと思います。

う~む…
僕は逆にまったく怖くないといいますか…
逆に、架空さんが何を怖いと言っているのか興味があります。
一体、何に対しての恐怖なのでしょう。
ただ漠然と「無になること」への恐怖なんでしょうか?

>死んだら無になるんだ!
>死んだらジ・エンド!
>おしまいだよ!w
>生きてる間、精一杯生きるだけさ!

と男らしく思っているのではないんです。
恐怖に打ち勝っている訳ではないんです。
恐怖がないのです。

いや、恐怖がないといっちゃうとカッコ良すぎますけど、
いちおう死ぬのは嫌ですけど…なんちゅうか…
無になることへの恐怖はないですね~。

もともと意識や魂、霊魂のようなものは存在しないと思っているからでしょうか。
精巧に作られたアンドロイドが、発達した大脳で作り出した「自我」とでも
言いましょうか…。
単なる生命機械の勘違いである気がしてならないのです。

押井守のアニメ映画『甲殻機動隊 GOST IN THE SHELL』の中で、
「人類は、いまだ生物と無生物の区別さえつけられないでいる」
みたいなセリフがありましたが、まさにそれと言いますか…
もしもアイボとか、人型のアンドロイドの技術が進歩して、
まるっきり人間と同じことが出来るロボットができたとして、
自我をも持ったロボットが作られたとしたら…
そこに魂はあるのでしょうか。
そのロボットが破壊されたら、魂はどこか別の場所に行くのでしょうか。

それとも、どんなに精巧に作られたロボットだとしても、
絶対に魂は存在しないのでしょうか。

そこが疑問なんですよね~。
僕は、その辺を飛んでいる蚊やハエに魂があるとは思えないですけど、
本当に、そこらを飛んでいる虫たちと同じく、
まったく同じように、生命機械であり、
たまたま「自我に目覚めている」という錯覚を持つほど大脳が
肥大化してしまった奇形な種なのではないか、と思うのです。
魂の存在、霊魂、あの世、宗教…
そういうものを信じるという症状をみせる、ある種の余計な病気をかかえた
生い先短い種なのではないか…そんな気がしたりするのです。

 
 
 
脳の考えたり感じたりしてるように感じるシステム (架空)
2008-08-09 02:29:21
>一体、何に対しての恐怖なのでしょう。


この自分の意識が無くなる事への恐怖です。
転生して、今の記憶が無くなったとしても、
何らかの形で意識が残って欲しいと思います。


意識が永遠に無くなるが怖くないってのが、
すごく不思議です。
実際に、「永遠に自分の意識がなくなった感じ」を
想像できますか?
今のように、いろいろ考えたりする事、感じたり
する事が永遠にできないんですよ。

今あるものが無くなるのは怖くないですか?

重要なものじゃないからですか?

無くなるものだと諦めてるからですか?

永遠に・・とは言わないまでも、
この意識がもっと続いたら・・・と思いませんか?



単なる生命機械だとしても、自分の意識(らしいもの)が無くなる時は一応恐怖を感じるんじゃないでしょうか?

詳しくはわからないですが、蚊やハエにも
魂はあるんじゃないでしょうか。




>それとも、どんなに精巧に作られたロボットだとしても、絶対に魂は存在しないのでしょうか。


魂は存在しないと思います。
あまり考えた事はないですが・・
魂は自然の中にしか存在しなくて、
まるっきりの人工物には存在しないんじゃないかと。
人工物に人が魂を吹き込んだような形になり、
(念が入るというか)魂が入ったのに似たような
感じになる事はあるかも知れませんが。



いやいや・・ある意味、流星さんがうらやましく
もあったりします。
考え方はもちろん人それぞれでいいんですが、
意識(脳の考えるシステムでもいいです)が
無くなるのが怖くないというのが実に面白い
です。
 
 
 
魂について (架空)
2008-08-09 03:08:51
>そのロボットが破壊されたら、魂はどこか別の場所に行くのでしょうか。


魂の事を考えるに当たって、もっといい例が
ありますよ。
クローンです。
もちろん、魂がどんな風になってるのか、
私にわかる訳がないですがw

勝手に想像すると・・・
魂が存在するとして・・
知り合った人の中で、内面がすっごく似ている
人がたまにいませんか?
私はそういう人の魂は元々同じ魂で、
それが分裂(?)したものじゃないかと
思っています。(理由は想像つかないですが^^;)
・・で、クローンもそれに似たような感じで
魂が生じるんじゃないかと。

男性なのに女性の心、その逆・・
の方々も、何かの理由で魂が間違って(前世の
関係とか)本来その魂が生じるべき身体じゃない
身体に生じたんじゃないかと勝手に考えて
いたりもします。


昔、自分が描いたエロ漫画で、
キスで無機物に命を吹き込む事ができる
少女の話を描きました。
エロなので、イスなら木製の性器が生えますw
で、身体の中は血液の代わりに精○が流れて
いて、一度放出すると元の無機物に
戻ってしまうのです。
無機物に戻る瞬間にイスは言います。
「オ、オレ・・死ぬのか・・・」
 
 
 
Unknown (流星光)
2008-08-09 17:52:33

>架空さん
う~む、以前から思ってましたが、
この部分では架空さんとは考え方が違うようです。(^□^;)

>実際に、「永遠に自分の意識がなくなった感じ」を
>想像できますか?
>今のように、いろいろ考えたりする事、感じたり
>する事が永遠にできないんですよ。

>今あるものが無くなるのは怖くないですか?

う~む…そうですね~。
物体になる、というのは想像できます。
その辺にある石や、物体、単なる分子の集まりと同じになる
という感じです。

ただ、今あるものが無くなるとは思わないんです。
人体の分子や原子は、また別の形で何かの物資になると思ってます。

意識について言うと、
僕は、人間が自分で認識している意識はとても浅い部分感じている意識で、
実はもっと深い部分には、もっと違った形の意識があると思ってます。
僕は心理学は詳しくはないんですが、「無意識」といいますか…
いや、それよりももっと深い…

死んで脳が活動を停止したとしても、その深い意識は脳から生まれているもの
ではないので残るという感じでしょうか。
つまりその辺にある石にも意識はあるということです。
ただ人間や他の動物のように覚醒してはいないだけ。

そんな気がしてるんです。
だから、死んでも、僕らがふだん感じている意識が無くなるだけで、
物質としての意識は残り、永遠に存在している…という感じでしょうか。
「無」になるのとはちょっと違いますね。
ただ、僕自身の自我は無くなるので、そういう意味では「無」でしょうか。


>男性なのに女性の心、その逆・・
>の方々も、何かの理由で魂が間違って(前世の
>関係とか)本来その魂が生じるべき身体じゃない
>身体に生じたんじゃないかと勝手に考えて
>いたりもします。

それも、僕は分からないんですよね。
さいきん何かと話題ではありますが…。

男なのに女の心…って、想像ができないんです。
心に性別があるということが想像できないんです。
理解できないんです。
僕は、「性同一性障害」とは、
心に性別があって、自分の医学的な性別とは別の「心の性」である
という思いこみを持ってしまう心の病気であると、勝手に思ってます。

 
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