僕は、自由業。
自由業たるもの、常に最悪のシナリオを想定して動かなければならない。
例えば…
今日、ヒマであるということは、
数ヵ月後、確実に極貧生活が待っているということである。
漫画の仕事がなければ、いずれ数年前のように本格的にアシスタント業に専念しなければならなくなる。
漫画を描くヒマもなく、
毎日のアシスタントで体は疲れるばかり。
アシスタントはなぜか金が貯まらない。
そう。働いても金など貯まらない。
稼ぐ先から使ってしまうからだ。
ただその月の食いぶちを稼ぐだけ。
そして時間だけが過ぎてゆく…。
僕は50歳になる。
完全にアシスタント生活するしかなくなり、
僕は60歳になる。
65歳。
僕は年金を払っていないので年金も入らず、
体力の限界を感じてアシスタントも出来なくなる。
住んでいる家もガタが来て、
もはや「家」とは呼べない状態になるが、
修理・リフォームする金などないからそのまま住み続ける。
どうしようもなくなる。
「不食」だとか何とか言って全然メシを食わずに家の中で餓死。
これが僕の転落人生。
最悪のシナリオだ。
今日をタラタラ過ごすということは、
その先にはこういう未来が待っている。
今日の過ごし方によって、未来は変わる。
最初の一歩を踏み出すときは、
小さな角度がついているだけだが、
何㎞も歩くうちにその進路は大きく違ってくるのだ。
今日なんだよ、今日!
勝負は常に「今日」であり、「今」なのだ。
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けっこうな腕を持っているのですから・・。
体はしんどいでしょうが、創作するストレスは少ないです。
入った金は奥さんに管理してもらえば?
「最悪のシナリオ」はフと思い出す程度で良いですよ。
でないと「最悪のシナリオ」が染みついてしまって、その場から抜け出られなくなってしまいます。
もう少し明るい目標を持って、それに向かって行動するのです。
一人だけでのたうち回っていてもラチがあきませんので、誰かにチャンスを作ってもらったりチャンスを引き出したり。
そのためにも飲み会などにも出歩いていろいろな人(特に編集者)に出会う必要があります。
新人漫画家と張り合うにはさすがに気になる年頃ですからねーお互い。w
いやー…アシスタント生活ですか。
まあ、いいところがあればねー。
でも、数年前に一年間臨時アシ三昧やりましたけど…
どこも世知辛いといいますか、
厳しいです。
特に、僕がアシやってた頃の給料をくれるところは
ほとんど無く…。
とにかくアシスタント業は厳しいです。
漫画家とアシスタントを両方やってみると、
人手として扱われている感が強かったりして
精神的に疲れます。
「最悪のシナリオ」は、僕の場合、
毎日思い出していないとダメなようです。
思い出さない日は、ダラダラして無駄に過ごして
しまうような気がします。
飲み会…無いですねー。
いや、あるんでしょうけど。
金ないっす。
まあ、お互い頑張っていきましょう!