足立区西部のオールラウンダー「麺屋 稀水」
日暮里舎人ライナー・舎人公園駅から西に歩いて12分ほど。都道106号=鳩ケ谷街道沿い、加賀北公園そばで2006年4月から営業する「麺屋 稀水(きすい)」へ。メニューの豊富さに駐車場の広さも手伝って、足立区西部では根強い人気を誇っている店である。2015年には東北道・浦和インターそばに支店も展開した。
店内はカウンター席が6席あるが、ボックス席や小上がりの方がメインなので、ファミリー層やグループ客でも安心だ。麺メニューだが、ラーメンは醤油、味噌、岩塩の3軸で、ネギ、チャーシュー、味玉、バターなどをトッピング可能だ。また焦がしニンニクの「黒ラーメン」、担々麺風「旨辛胡麻ラーメン」、「大辛ラーメン」も提供している。
さらに魚介系醤油つけ麺、鶏白湯塩つけ麺、お子様ラーメンも用意。そして麺は菅野製麺所への特注で、極太ちぢれ低加水麺、完熟細ちぢれ麺、傾奇者手もみ平打の3種から選ぶことが出来る。今回は「ねぎ味噌チャーシュー(税込1276円)」を極太ちぢれ麺で注文。ネギは辛ネギ、さらしネギから選べるが後者でお願いした。
待つこと5分ほどで、楕円形の丼に盛られた一杯が到着した。サラっとした飲み口のスープは、動物系出汁に赤と白の味噌ブレンドしたタレを合わせたもの。白味噌の甘みを一味唐辛子の辛みで引き締め、バランスの良い味に仕上げている。チョイスした極太麺は、低加水でワシっとした食感。スープとの相性も悪くない。
チャーシューは、噛み応えある赤身しっかりのロース肉が5枚。味付けは濃すぎず塩煮豚のような感じだ。ボリューム感もあって食べ応え十分だが、冷たいままのサーブなのが残念なところ。さらしねぎは、白髪ネギをゴマ油のタレにくぐらせたもの。コレはコレで十分に旨いが、やや甘めのスープなので辛ネギがベストマッチだったか。
さらに、その上に刻みネギも乗っているのが嬉しいところ。やはり味噌にはネギだ。ほか、たっぷりの穂先メンマ、ワカメがトッピングされる。卓上には胡椒、ニンニクペースト、揚げニンニク、豆板醤、鰯の魚粉があるのでお好みで。また、ランチ時は半ライスが無料サービスなので、是非とも麺に添えて楽しんでほしい。
<店舗データ>
【店名】 麺屋 稀水(きすい)
【住所】 東京都足立区加賀2-27-14
【最寄】 日暮里舎人ライナー「舎人公園駅」徒歩12分