肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【足立 保木間】 かれへぇ スパイス商店「きーまぜそば(税別900円)+レモンラッシー(税別400円)」

駅徒歩25分の本格カレー店が放つ「きーまぜそば」

足立区の中央部を南北に貫く花畑大橋通りの淵江第一小東交差点そば。最寄となるつくばエクスプレス・六町駅、東武線・竹ノ塚駅から、ともに歩いて25分という、足立区の住宅地に2019年11月にオープンした「かれへぇ スパイス商店」へ。交通の便の悪さも味のうち。最近、こちらの本格スパイスカレーの評判がすこぶる高い。

ご主人の植木拓馬氏は、この地でワイン酒場を5年間営んでいたが、40歳の節目を迎え、研究を進めていたというスパイスカレーのお店に鞍替え。無添加無化調、グルテンフリーで油控えめというコダワリのカレーを目当てに遠方から来る客もいるという。スパイスカレーはキーマ、ダール、チキンの3種で、2種盛や3種盛も可能。

また、カレーは全て中辛なので、辛味が苦手な人のために「本日の甘口カレー」も用意されている。だが、今回の私の目当ては、カレー通だけでなく麺好きも喜ぶ、キーマカレーを使った「きーまぜそば(税別900円)」である。こんなの、旨いに決まってる。まぜそばに、旨いと評判の「レモンラッシー(税別400円)」を付けてオーダーした。

先にカウンターで注文とお会計を済ませ席へ。木を基調にしたインテリアで落ち着いた雰囲気の店内は、テーブル席のみ14席。まず到着したのはレモンラッシーだ。こちらのラッシーはサラサラではなく粘度高めで濃厚だが、ヨーグルトの風味にレモンの香りと酸味が加わり、サッパリした飲み口に仕上がっている。こいつは絶品だ。

そして待つこと7分で、お待ちかねの「きーまぜそば」が着丼。中太でウェーブのかかった麺にスパイシーなキーマカレー、温玉、紫玉ネギ、スパイス、パクチーがのる。丼全体を一気に掻き混ぜ啜っていく。しっかりと辛味はあるがキツさは感じさせず、スパイスの香りもグッと立っており旨い。麺もコシがあり、個性的な具材を支えている。

またカレーの挽肉が大粒なのも嬉しいところだ。なお、着丼の際に黒酢とガーリックチップが添えられるが、この黒酢を回しかければ不思議と具材の甘みが引き立ち、円やかな味わいになる。そしてガーリックチップでジャンクスイッチをオン。辛みが足りないという方は、卓上にある特製の「辛味すぱいす」を加えるとよい。

また、セットで添えられたサラダも個性的で、キャベツと水菜、クリームチーズをスパイシーなドレッシングで和えたもの。クミンシードを振りかけ、パーパドを添えてある。カレーの世界観を損なわぬ味わいに仕上げている。てっきり麺単品だと思っていたので、これは嬉しい不意打ちだ。充実したランチとなること間違いなし。

合わせて税込で1430円と、保木間界隈にしては強気の価格設定だが、遅く起きた休日の昼なんかに啜ると最高だろう。なお、コロナが落ち着くまで夜営業は休止しており、8月現在は午前11時から午後3時のランチ営業のみとなっているのでご注意を。近隣にはコインパーキングが複数あるので、路上や他店への駐車はせぬように。

<店舗データ>

【店名】 かれへぇ スパイス商店
【住所】 東京都足立区保木間3-31-17
【最寄】 つくばエクスプレス「六町駅」徒歩25分

★2021年12月末をもって閉店
★メタバース空間での出店を目標に活動、と

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「東京都 足立区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事