見出し画像

肥宝館 -貧すれば丼する-

【飯田橋】 らぁ麺ゃ RYOMA 神楽坂「特製らぁ麺(1300円)」

神楽坂に移転後も人気「らぁ麺ゃ RYOMA」

東京メトロと都営地下鉄の「飯田橋駅」B3出口から歩いて1分弱。神楽坂通り沿いで営業する「らぁ麺ゃ RYOMA 神楽坂」へ。運営するのは中野で「東京煮干屋本舗」も展開する株式会社Let's just do itだ。2005年に新井薬師前に「RYOMA本店」を出店し人気を博すも、再開発の影響を受け2022年8月に神楽坂へ移転してきた。

店内は明るい木のL字カウンターに12席。麺メニューは煮干し香る「らぁ麺」を主軸に、辛辛まぜそば、ローストポークまぜそば、台湾ラーメンをラインナップ。冬季は味噌らぁ麺も提供している。それぞれローストポーク、鳥チャーシュー、ワンタン、味付たまご、穂先めんま、ねぎ、温玉を追加トッピング可能だ。

またご飯、焙り焼豚丼、しらす丼といった飯モノや餃子も用意。さらに焼豚、鳥チャーシュー、しらすはツマミとしても注文出来る。今回は「特製らぁ麺(1300円)」を注文した。着丼までは6分ほど。薄濁りのスープは煮干や削り節などを炊いた和出汁に、大山どりの丸鶏と豚ゲンコツの動物系出汁をブレンドしたもの。

煮干と鰹節は京都の老舗問屋が季節ごとに一番良い産地の物を選りすぐっているそうだ。そこに弓削田醤油の国産有機大豆醤油に貝や昆布の旨味を加えたカエシを重ねている。香味油には親鶏油とカメリアラードをブレンドし、そこに低温でセロリなど七種の香味野菜と数種類のハーブ、スパイスの香りを移すコダワリよう。

醤油のカエシは強すぎず、魚介出汁や香味油の風味をしっかりと感じられるチューニングだ。そこに春よ恋を使った三河屋製麺特注の中細ストレート麺が泳ぐ。伸びが良くスープとの相性は抜群だ。チャーシューは低温調理でしっとり仕上げた鶏胸肉が1枚。さらにレアな薄切り肉、少し厚みがある煮豚が1枚ずつトッピングされる。

豚はどちらも肩ロース肉だろうか、肉の旨味を存分に楽しめる。味玉は甘めの出汁が染みて黄身ネットリで美味である。ワンタンはテルテル坊主型が2つ。肉餡に柚子皮が練り込んであり爽やか。ほか穂先メンマと分葱が乗る。出汁の旨さで食わせる一杯、あっという間に完食した。これなら呑んだシメにもいけそうだ。

<店舗データ>

【店名】 らぁ麺ゃ RYOMA 神楽坂
【住所】 東京都新宿区神楽坂2-6-1
【最寄】 東京メトロ南北線ほか「飯田橋駅」B3出口徒歩1分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「東京都 新宿区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事