ラーショと麺屋武蔵の融合。親子二代でつなぐ味
JR本八幡駅南口を出て、外環道を跨ぎ江戸川河川敷方面へ。県道283号線=産業道路沿いで高い人気を誇る「二九八家 いわせ」へ。二九八家で「ふくわうち」と読む。この地で39年営業してきた「ニューラーメンショップいわせ」が2016年末に閉店。その3ヶ月後に、麺屋武蔵で修業した二代目がリニューアルし創業したのだ。
駅徒歩20分の立地ながら、昼11時には行列が出来る人気ぶり。先に食券を購入して店の表に並ぶ。ラーメンは醤油、味噌の2種。つけ麺は、その2種に加え辛つけ麺が用意されている。麺の量は麺屋武蔵と同様に、並・中・大いずれも同料金。今回は券売機左上の「二九八ら~麺」を中盛りでオーダーした。
ラーメンは、ラーショ系の定番であるネギと、麺屋武蔵でおなじみの角煮チャーシューが乗った、まさに2店の融合型である。豚骨醤油スープにたっぷりの背脂。麺は平打ち気味の中太縮れ麺で、先代っぽさを残しつつも、しっかりと進化させている。途中で卓上のニンニクと、山椒のきいたオリジナル「二九八家醬」を入れて味変を。
先代のお店は朝7時からの営業で、運送会社など不規則な生活を送る客も多かったが、二九八家は朝9時からの営業なのが少し淋しい。ただ、昼の賑わいを見る限り、麺屋武蔵の血を入れたリニューアルは大成功だろう。店の向かいに駐車場があり、車でのアプローチが楽なのも嬉しい。次回は具沢山のつけ麺を啜りたい。
<店舗データ>
【店名】 二九八家(ふくわうち) いわせ
【住所】 千葉県市川市大和田3-23-11
【最寄】 JR総武線「本八幡駅」徒歩20分