鯛、貝、鯖。堀切の新店は食べ飽きない魚介系
京成本線・堀切菖蒲園駅そば、ラーメン屋がいくつも軒を連ねる川の手通り沿いに2019年7月8日にオープンした「麺処 いっ歩」へ。こちらは南与野の人気店「麺家Shumen Doushi」の2号店。元々は「とんこつ麺屋 神髄」だった建物に、テーブルや内装、レイアウトなどそのまま居抜きで入った形である。
メニューは鯛コク正油、貝ダシ塩、鯖みその3種のらぁ麺が主軸で、ほかに担々麺、つけ麺も提供している。飯モノは白飯、明太子ごはん、炙りチャーシューごはんなどをラインナップ。また、餃子、唐揚げ、おつまみセットなどもあり、一杯飲るのも良さそうだ。今回は「貝ダシ塩らぁ麺」を、全部入りに当たる「kiwami(1080円)」でオーダー。
麺は細麺と太麺からチョイス可能とのことで、細麺を選択。待つ間、ハイボール(320円)で「肉汁たっぷり焼きギョウザ(400円)」をやっつける。皿に平べったい餃子が5つ。メニュー名が表現するジューシーさより、厚みのある皮でモチモチした食感の方が印象に残る。期待とは違う方向性だったが、焼加減と味は良い。
程なくして塩らぁ麺が着丼。麺の上には殻付きの浅蜊、ムール貝、ハマグリが。更に、丼淵には真鯛の切り身まで。この切り身がスープでしゃぶしゃぶの様に熱が入り、甘みを増して旨い。ほか、鶏モモ肉、モヤシ、糸唐辛子、味玉、メンマ、海苔と具沢山。スープは鶏、豚、牛をミックスした白湯で、貝はほのかに香る程度。
まろやかな飲み口で旨いが、貝ダシよりは動物系、特に鶏のインパクトが強い。麺は三河屋製麺の全粒粉入り中細麺。柔らかめの茹で上がりで、白湯スープからズルズル引きずり出して啜る。実に食べ飽きない一杯だ。鯖みそ、鯛コク正油も気になるところ。次回はどちらにしようか。
<店舗データ>
【店名】 麺処 いっ歩
【住所】 東京都葛飾区堀切5-3-1
【最寄】 京成本線「堀切菖蒲園駅」徒歩1分
★2019年12月をもって閉店