日比谷グルメゾンに「金澤 神仙」が登場
2020年7月9日、有楽町駅と新橋駅を結ぶ高架下に飲食施設「日比谷グルメゾン」が開業した。帝国ホテルタワーのすぐ横、歴史ある赤煉瓦の高架橋下に全6店舗が集結。その一画に人気のラーメン店3軒をフードコート状に並べた「RAMEN AVENUE」がオープンしたとあって、さっそく様子を見に行くことに。
今回「RAMEN AVENUE」に出店したのは、せたが屋系列で世田谷区野沢に本店を構える「ふくもり」、東京初出店となる福岡の「博多豚骨 新風」、そして今回訪れた「金澤味噌ラーメン 神仙」だ。金沢の人気店「金澤濃厚豚骨中華そば神仙」の系列で、関東では既に羽田空港の「品達」とお台場のアクアシティ等にも支店を構えている。
この3軒は独立した店舗ではなく、ショッピングモール等にあるように、3店舗のカウンターが横並びに配置されたフードコートスタイルだ。カフェバーのような雰囲気の店内はテーブル席を中心に全76席。配膳は基本セルフであり、食事中に落ち着かない部分もあるが、別の店で買ったものをシェア出来るという魅力もある。
神仙のカウンターは3店舗の真ん中。麺メニューは金澤味噌を使った「味噌ラーメン」と「炙り肉味噌ラーメン」を中心に、日比谷店限定の塩野菜タンメン、辛ねぎ味噌ラーメン、海老味噌まぜそばなどもラインナップ。また、サイドメニューには元祖からあげ本舗の「金賞からあげ」や手羽先タレ、能登産ぶり竜田揚げ等も提供している。
さらに飯モノにはライスのほか、肉玉丼、チャーシュー丼、テリヤキからあげ丼を用意。両隣の「ふくもり」「博多豚骨 新風」もそれぞれ豊富なツマミメニューを用意しているので、3軒またいで色々と購入し、一杯ひっかけてからラーメンなんてのも良いだろう。今回は「特製味噌ラーメン」をオーダーすることに。
スープはゲンコツ、豚頭、豚背骨、鶏ガラなどを長時間煮込んだ濃厚出汁に、加賀味噌を使った味噌ダレを重ねたもの。味噌は甘すぎず辛すぎず香り良し。表面にラードが浮き濃厚な飲み口だが、スッキリした後味に仕上がっている。黄色がかった麺はツルツルとした麺肌で、コシもあり旨い。これは白飯が欲しくなる味だ。
チャーシューは炙ったバラロールで脂たっぷり。ほのかに味噌風味が付けられ旨い。ネットリした黄身の味玉は燻製され存在感際だつが、それより目を引くのは金沢名物の車麩だ。コイツは早めにスープに浸しておくのをおススメしたい。ほか、モヤシ、タマネギ、ミンチの野菜炒めと、バラ海苔、メンマ、ネギが乗る。
一杯1080円にしては量が少ない感もあるが、美味しく完食した。なお「日比谷グルメゾン」には他に、イタリアンバル「DRAスタンド」、海鮮バル「LIVE FISH MARKET」、タイ料理「タイ屋台999」、串焼き「黒松屋」、ドイツビアホール「SCHMATZ Beer Hall」の5店舗が出店している。これから色々と回ってみたいところだ。
<店舗データ>
【店名】 金澤味噌ラーメン 神仙
【住所】 東京都千代田区内幸町1-7-24
【最寄】 東京メトロ「日比谷駅」徒歩3分