新橋の夜のシメに丁度良い無化調鶏清湯
JR新橋駅の烏森口から歩いて2分ほど。桜田公園東側の路地の一角、雑居ビル1階に2024年5月7日にオープンした「二代目ラーメン」へ。どこかの店の跡継ぎかと思ったが、店内に掲示されたポスターに、屋号はラーメンブームを築き、国民食と言われるまでに高めた先人たちに敬意を表して「二代目」としたとある。
店内はL字カウンターに6~7席ほど。麺メニューは「しょうゆラーメン」をベースに、わんたんラーメン、チャーシューメン、そしてニンニク味のわんたんをトッピングした「味チェン わんたんラーメン」を用意。それぞれ味つきタマゴ、ネギ増し、メンマ増し、わんたん、ニンニク味わんたんを追加トッピング可能である。
またごはん、煮込み豚丼といった飯モノや、煮込み豚、おつまみセットもありビールを引っかける事も出来る。今回は「味チェン わんたんラーメン(1200円)」を注文した。待つこと6分ほどで店のロゴマーク入りの丼が到着。スープは熊本・天草大王をベースに炊いた無化調の清湯で、鶏の旨味とコクをしっかり感じるもの。
カエシの甘さは控えめ。ほのかに酸味を感じるチューニングでサッパリした飲み口に仕上がっている。そこに合わせるのは三河屋製麺の全粒粉入り中細ストレート麺だ。しっかりとコシがあって小麦の香りもよく、スープとの相性も良い。チャーシューは薄切りの豚バラと豚モモが1枚ずつとタレの染みた鶏モモが2つ乗る。
2種の豚はどちらも味付は薄めで肉の旨味をしっかり楽しめる。そして鶏モモ肉は大き目カットで食べ応えがあり、蒸籠で調理しているので旨味が凝縮されており良い味に。そして味チェン要素の「わんたん」は肉餡ギッシリでガツンとニンニクが効いている。箸で割ると丼全体にニンニク風味が広がり表情を変えてくれるのだ。
1つでも十分にパンチがあるのだが、これが3つも乗っている。序盤で割っても良し、終盤にとっておくのも良しである。なかなか面白いアイディアだ。ほかトッピングには穂先メンマ2本と刻みネギが。卓上には胡椒と酢があるのでお好みで味調整を。後味がスッキリしているので飲んだシメにもちょうど良いだろう。
<店舗データ>
【店名】 二代目ラーメン
【住所】 東京都港区新橋3-16-9
【最寄】 JR東海道線「新橋駅」烏森口徒歩2分